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Limburg Süd駅を訪ねて [デュッセルドルフ報告]

 高速新線Schnellfahrstrecke Köln–Rhein/MainはKöln - Frankfurt (M) Flughafen空港を結ぶ全長180kmの路線である。丘陵地に建設されたため最高300km/hに対応しているものの最大40‰の勾配が続くため、動力分散式のICE 3のみが運用されている。この高速新線が開業する前までルール地方とFrankfurt Mainを結ぶメインラインはLinke Rheinstrecke ライン川左岸線であった。ライン川左岸線の沿線にはBonn・Koblenz・Mainzと中規模の都市が並んでおり現在も1時間に1~2本程度のICE/ICが運転されている。一方、高速新線の沿線には大きな街はないが、それでもSigburg/Bonn、Montabaur、Limburg Südと3つの駅が設けられた。このうちSigburg/BonnはBonn郊外のアクセス駅という位置付けで停車するICEの本数は比較的多いが、MontabaurとLimburg Südは各駅に停車するICEが2時間に1本停車するだけの小さな駅である。Sieburg/BonnとMontabarにはすでに訪問済みであったので、今回はLimburg Südを訪れることにした。
 1月21日7時過ぎに自宅を出て、Düsseldorf Hbfから7時27分発München Hbf行のICE 513に乗車する。まだ外は暗い。土曜の朝早い時間帯ということで旅行客の姿は散見されるが、Velaro Dの車内は空いている。

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 列車は次のKöln Hbfに定刻の7時49分に着く。ここでホーム向かい側の7時53分発München Hbf行ICE 1521に乗り換える。ICE 513はMünster HbfからDortmunt・Essen・Düsseldorf経由でKölnに至り、ここから高速新線に入ってFrankfurt (M) Flughafenに向かい、さらにStuttgart・Ulm経由でMünchenに至る。一方ICE 1521はDortmunt Hbfを出発して、Wuppertal・Solingenを経由してKölnに至り、ライン川左岸線を経由してFrankfurt (M) Flughafenを経て、Frankfurt (M) Hbf・Nürnberg経由でMünchenに向かう。
 同一ホームに発着させて相互の乗り換えを可能としているのは、如何にもネットワークに強みのあるドイツ鉄道らしいダイヤ設定であるが、遅延などでうまく接続できないことも少なからずあって、どちらもドイツ鉄道らしい一面と言えるかもしれない。
 ICE 1521はICE-Tによる運転である。編成数が多く幅広く活躍するICE-Tであるが、この地域ではやや影の薄い存在である。今回は久しぶりにこのICE-Tに乗りたくなって、この列車を選択したのである。ICE 1521も比較的空いている。Bonn Hbfを過ぎると、そろそろ日の出。うっすらと雪を被った田園の中を走り、朝日が美しいライン川沿いに出るとカーブが続く。自慢の振子装置が活かせない状態が続くICE-Tであるが、走りは軽やかである。

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 Koblenz-Lützel付近では1980年代のドイツ鉄道の車両が並ぶ。ここのDB Museumは今日が今年最初の開館日であるが、後日改めて訪問することにしょう。モーゼル川を渡り、Koblenz Hbfには8時46分に着く。
駅の隅でTEE客車が留置されており、近づくと旧ラインゴルトのWGmh 804である。2011年に乗車して以来だが、健在なのは嬉しい。

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 8時53分発 Gießen行RE 4283に乗車する。ラーン川沿いに敷設されたLahntalbahn ラーン川渓谷鉄道には2時間おきにREが運転され、“Lahntal-Express“と呼称されている。使用車両は私の好きな気動車、Alstom製Coridia LINT 48である。

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 2両編成の列車は空いている。定刻に発車するとライン川を渡り、東へと向かっていく。ラーン川沿いに出ると70~80km/h程度で走る。ここで年配の男性が車内を回ってくる、何と車内販売である。ビールやソフトドリンク、コーヒー、菓子類などをワゴンに載せて販売している。沿線には観光地もあるとはいえ、この2両編成のローカル快速によく車内販売が載っているものである。朝から何も口に入れなかったので、有り難くコーヒーと水を購入する。ラーン川の対岸に立派なホテルが見えると、温泉保養地Bad Emsに到着する。しかし朝早めの時間のためか、乗降は少ない。

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 列車は川沿いに70~80km/h程で走る。車窓には雪がうっすら積り、川には氷が張って、美しい車窓風景である。Nassau・Diezで少しずつ 乗客を増やし、Limburg(Lahn)には9時49分に到着する。

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 Limburg駅は人口3万人あまりの町であるが、鉄道の拠点駅になっており、Frankfurt (M)へのREも発着する。

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 ICEが発着するLimbrg Südは3km程離れた郊外に位置し、シャトルバスが運行されている。案内表示に従ってシャトルバス乗り場に行くと、小さなバスが停車している。ICE駅にはこのバスで良いか尋ねると、全く愛想のない運転手はうなずくのみ。料金は?と尋ねても、手を挙げて終わり、どうやらシャトルバスということで料金は不要のようだ。バスは街道を出て、10分もかからずにLimbrg Südに到着する。

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 街道から駅に間にはマクドナルドやKFC、ホテルはあるものの、ほとんどが空き地で閑散としており、人気もほとんどない。開業してもう14年も経過するのにおの状態では、これ以上の開発も望めないかもしれない。駅舎も立派ではあるが、入ってみるとみどりの窓口にあたるReise Zentrumは閉鎖されており、発券などの業務は平日日中のみ営業の駅前のプレハブ造りのパン屋に委託している由で土曜ということでそのパン屋も閉まっており、あとは自動券売機が1個あるだけである。売店などももちろんなく、飲料移動販売機が一台あるのみである。トイレも構内にはなく、代わりに駅前にぽつんと多機能トイレが設置されている。駅の横には大きな駐車場が設けられているが、ほとんどが空車のようであった。どうやらICE停車駅ながら無人駅ということになるのだが、それでも1日の乗降客は2000名程度とのことで、新幹線専用駅として性格が近い安中榛名に比べればはるかに乗客は多いことになる。

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 快晴とはいえ、気温は氷点下である。誰もいない駅で寒さもひとしおだが、ホームで少しだけ写真を撮る。構内は真中2線が通過線、その外側2線に対向式ホームが設けられた、新幹線の通過駅に多いタイプである。大半の列車は300km/hのトップスピードで、駅の存在に気が付かないかのように通過していく。

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 続いて、高速新線沿いに雪道を15分程東へ歩き、2本ほど通過するICEを撮影する。

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 駅に戻ると、少しずつ乗客が集まって来ていた。30分程待って、12時14分発ICE 625に乗車する。Frankfurt Flughafen Fernbahnhofまでは20分弱の近さである。

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 駅のエスカレーターを上がり、スーパーの一角にあるイートインコーナーで食事を済ませて、再びホームへ戻る。12時25分発ICE 724が約40分遅れて発車した直後に、München Hbf発Dortmund行ICE 610が入線してくる。

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 予約してあった2等ラウンジ席に座る。列車は定刻の13時09分より5分程遅れて発車する。運転席との仕切りガラスはスモークになっていたが、今日くらい晴れているとそれなりに景色は楽しめる。先行列車があるためか、速度測定アプリを見ると250km/hほどの抑え気味の速度である。Limburg Südも高速のまま通過し、Montabaurを過ぎたところで一瞬300km/hを超える。ほどなくしてSieburg/Bonnに停車する。ここからは改良新線区間を200km/hで走り、減速してライン川を渡るとKöln Hbfである。

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 ここで列車は進行方向を変える。喉が渇いたのでBordBistroに移動し、ビールを注文。残念ながら生ビールはなかったので瓶ビールをもらう。スタンディングテーブルでゆっくりビールを飲むうちに列車は再びライン川を渡り、北上していく。在来線区間を軽快には走り、3分遅れの14時34分にDüsseldorf Hbfに到着する。

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 快晴の気持ち良い天気、まだ時間もあるので、S-BahnのS1系統に乗車し、いつも撮影するAngermundへ。20分程で到着すると、ホーム端には中年の鉄道ファンが撮影している。ハローと挨拶すると、何となく会話が始まる。「私はドイツ語はほとんど出来ないんだけど」・・・・とは言っておいたが、片言の苦しいドイツ語でも鉄道話は楽しいものである。日本の鉄道の方が良いんじゃない?何より正確だしね?ドイツは遅れるし、汚いし・・・・と聞かれ、その通りだけど、ドイツの鉄道も私にはとても魅力的。新幹線は確かに速いし正確だけど、私はICEの方がデザインは良いし、ビールが美味しいから好きといった話や、日本の鉄道ファンはほとんど日本の鉄道にしか興味を持たないだろうけど、ドイツの鉄道ファンは世界中に出ていくよ、といった鉄道ファン比較論。さらに貨物列車のおすすめ撮影地情報まで聞くことが出来た。彼の狙いは重連で来るICが狙いの由、私も当初予定していた滞在予定時間を延ばして、ICまで待つことにした。そのIC 2203は残念ながら単機で牽引してきた。彼もこれで撤収、大分日も傾いてきたので、私もS-Bahnで帰路についたのであった。

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定点観測 (1) Angermund [デュッセルドルフ報告]

 行き交う列車を眺めるというのは楽しいものである。インターネットに情報が溢れている現在だが、どのような列車が、どのような頻度で走っているか、その鉄道の有様を実感するには線路際に立つのが一番であろう。そんな日常のドイツの鉄道の姿を私なりに記録に残すべく、ある時間帯に、通過する全ての列車を記録することにした。
 今回訪れたAngermundはDüsseldorfとDuisburgの中間に位置する小駅である。ここを走る路線は、ドイツで最も人口が多いNordrhein-Westfahren州の中でも主要な都市である、Köln - Düsseldorf - Duisburg - Essen - Dormundを結ぶ。在来線とはいえ、ICEとEC/ICは200km/h、REは160km/hで走行可能な複々線の高規格路線であり、各系統の列車が集まることもあり、旅客列車の通過列車本数はドイツでも有数の多さである。S-BahnでDüsseldorf Hbfから15分程とアクセスは良好であるが、周囲はわずかな住宅を除けば田園が広がる静かな駅で、平日日中はS-Bahn S1系統が20分間隔、土休日は30分間隔で停車するのみである。Düsseldorf空港の隣駅であり、時々離陸する航空機のエンジン音が響いてくる。そんなAngermundで1月15日14時から15時30分まで通過する列車を撮影したので、紹介したい。

14時01分 ERB 89992 (RE3 Hamm(Westf) - Düsseldorf Hbf) Eurobahn ET 7 12
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14時02分 ICE 941 (Düsseldorf Hbf - Berlin Gesundbrunnen) ICE 2
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14時04分 RE 10621 (RE6 Dormagen - Minden(Westf)) 146 282
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14時07分 S1 (Bochum Hbf – Solingen Hbf) 422 566
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14時13分 RE 10518 (RE5 Koblenz Hbf – Wesel) 146 275
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14時13分 ICE 721 (Dortmund Hbf - München Hbf) ICE 3 (Tz 320 “Weil am Rhein“)
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14時15分 RE 10016 (RE 11 Kassel-Wilhelmshöhe - Düsseldorf Hbf) 425 561
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14時16分 RE 10221 (RE 2 Düsseldorf Hbf - Münster(Westf) Hbf) 146 121
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14時16分 IC 1922 (Köln Hbf - Berlin Ostbahnhof) 101 121
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14時18分 IC 2217 (Schwerin Hbf – Stuttgart Hbf) 101 067
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14時19分 IC 2200 (Köln Hbf - Norddeich Mole) 101 100
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14時22分 ABR 20023 (RE19 Emmerich - Düsseldorf Hbf) Abellio ET 25 2301
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14時23分 S1 (Solingen Hbf – Bochum Hbf) 422 022
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14時30分 RE 10126 (RE1 Hamm(Westf) – Aachen Hbf) 146 277
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14時32分 RE 10125 (RE1 Aachen Hbf – Hamm(Westf)) 146 271
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14時35分 ARB 20024 (RE19 Düsseldorf Hbf – Emmerich) Abellio ET 25 2302
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14時35分 IC 2011 (Berlin Ostbahnhof - Stuttgart Hbf) 101 068
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14時37分 S1 (Bochum Hbf – Solingen Hbf) 422 528
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14時39分 ICE 915 (Dortmund Hbf – Stuttgart Hbf) ICE 3/Velaro D (Tz 706)
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14時44分 ICE 610 (München Hbf – Dortmund Hbf) ICE 3 (Tz 317 “Recklinghausen“)
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14時44分 ICE 125 (Amsterdam CS – Frankfurt(Main)Hbf) ICE 3M (Tz 4684 “Forbach-Lorraine”)
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14時45分 RE 10218 (RE2 Münster(Westf)Hbf - Düsseldorf Hbf) 146 117
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14時45分 RE 10019 (RE11 Düsseldorf Hbf – Hamm(Westf)) 425 071
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14時49分 ICE 2912 (Ersatzzug für ICE 126 (Frankfurt(Main)Hbf - Amsterdam CS)) ICE 3M (Tz 4602) ※ICE 126で車両トラブルが発生し、Köln Hbf – Amstedam CSで運転された代替列車。90分遅れ。
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14時51分 RE 10521 (RE5 Wesel – Koblenz Hbf) 146 281
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14時53分 S1 (Solingen Hbf – Bochum Hbf) 422 544
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14時54分 RE 10620 (RE6 Minden(Westf) – Dormagen) 146 265
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14時56分 ERB 89885 (RE3 Düsseldorf Hbf - Hamm(Westf)) Eurobahn ET 7 12
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14時56分 ICE 640 (Berlin Gesundbrunnen - Düsseldorf Hbf) ICE 2 (Tz 227 “Ludwigslust“)
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15時00分 ERB 89884 (RE3 Hamm(Westf) - Düsseldorf Hbf) Eurobahn ET 7 05
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15時03分 ICE 1122 (München Hbf – Dortmund Hbf) ICE 3 (Tz 335 “Konstanz“)
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15時04分 RE 10623 (RE6 Dormagen - Minden(Westf)) 146 258
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15時05分 ICE 641 (Düsseldorf Hbf - Berlin Gesundbrunnen) ICE 2 (Tz 230 „Delitzsch“)
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15時08分 S1 (Bochum Hbf – Solingen Hbf) 422 506
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15時10分 ICE 2910 (Ersatzzug für ICE 724 (München Hbf – Essen Hbf)) ICE 3 (Tz 351 “Herford“)
※ICE 126のトラブルの影響で運転打ち切りになったICE 724の代替でSieburg/Bonn – Essen Hbfで運転。75分遅れ。
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15時12分 ICE 723 (Dortmund Hbf - München Hbf) ICE 3 (Tz 331 “Westerland“)
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15時14分 RE 10018 (RE 11 Hamm(Westf) - Düsseldorf Hbf) 425 066
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15時16分 RE 10623 (RE6 Dormagen - Minden(Westf)) 146 117
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15時16分 IC 2414 (Köln Hbf – Hamburg-Altona) 101 049
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15時18分 ICE 611 (Dortmund Hbf - München Hbf) ICE 3 (Tz 308 “ Murnau am Staffelsee“)
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15時22分 ABR 20025 (RE19 Emmerich - Düsseldorf Hbf) Abellio ET 25 2306
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15時24分 S1 (Solingen Hbf – Bochum Hbf) 422 012
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15時24分 ICE 124 (Frankfurt(Main)Hbf – Amsterdam CS) ICE 3M
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15時26分 RE 10520 (RE5 Koblenz Hbf – Wesel) 146 272
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15時28分 RE 10128 (RE1 Hamm(Westf) – Aachen Hbf) 146 274
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15時28分 IC 1920 (Frankfurt(Main)Hbf - Berlin Ostbahnhof) 101 059
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 改めて整理すると、幹線での通過本数の多さを実感した。DB以外のAbellioやEurobahnも活躍していることも見逃せない点である。車両トラブルによる遅延も残念ながら現在のドイツ鉄道らしいシーンではあるが、臨機応変に代替列車を走らせるのもまたドイツ鉄道である。今後も折に触れて、観察を続けたい。

NRW州 乗り鉄記 (2) [デュッセルドルフ報告]

 Frohes neues Jahr 2017!
 ドイツは日本より8時間遅れて新年を迎えた。1月1日元旦はトラムとバスを乗り継いでDüsseldorf市内にある惠光寺へ初詣に出かけた。Düsseldorfは元々在留日本人が多いこともあり、日本に関するイベントや施設も少なくなく、惠光寺は仏教文化を広める目的で設立された。日本庭園も併設され、普段から日本人だけでなく、ドイツ人の訪問も多いようである。元旦ということもあり、この日は初詣に訪れた家族連れで賑わっていた。
1月2日は新春初旅を楽しむことにした。といってもイタリアを旅行したばかりであるし、3日からは仕事で遠出する気にはなれず、近場で乗り鉄を楽しむことにした。

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 前夜に雪が降り、寒い一日。11時に自宅を出て、トラムでDüsseldorf Hbfへ。最初に乗車するのはRE 19系統Emmerich行である。RE 19系統は2016年12月のダイヤ改正で新設されたばかりの系統である。オランダに接するEmmerichへはRB 35系統としてDBの111形とn-Wagenと呼ばれる旧型客車が運転されていたが、12月以降はオランダ鉄道傘下の民間運営会社Abellio Rail NRWによる運行になり、車両もStadler製の最新車両Flirt 3 (1429形、Abellioの呼称ではET25)に変更された。
 11時20分に乗車するABR20018が入線してきた。RE 19系統は5両編成のFlirt 3が短編成または2編成併結で運転されているが、この列車は単編成である。しかし、車内は空いている。Flirt 3は連接式となっており、低床構造が採用されているものの、台車がある車端部は床が高くなっている。2+2列でクロスシートが並び、トイレも設けられている。Abellioのコーポレートカラーである赤とグレーをあしらったシートは高級感がある。座席に設けられているゴミ箱にはビニール袋が入れられ、DBの車両に比べて清掃も行き届いているようである。Flirt 3の外観はやや野暮ったい気もするが、Düsseldorfに来る地域輸送用の車両の中でも、最も品質が高いように感じられる。

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 この地方の地域旅客輸送はVerkehrsverbund Rhein-Ruhrライン・ルール運輸連合を主体に運営されており、DBやAbellio、NationalExpress、Eurobahn、NordWestBahnなどの旅客列車運営会社、RheinbahnやEVAGなどの都市交通運営会社もVRRに加盟している。U-Bahn・トラム・バスも含めて共通運賃となっているので、利用客は会社毎に関係なく、これらを利用できるのが特徴である。地域輸送において、鉄道のダイヤや運賃はVRRが主体的に決定し、運行権は入札で決定されている。2020年以降はVRRが車両を保有し、それを運行会社に貸し出す計画も進められているなど、地域運輸連合の果たす役割は非常に大きい。Abellioはここ数年、この地域でのREやS-Bahnの運行権獲得に次々と成功しており、存在感を高めている。一方で、DBは他会社に比べて運行コストが高く、ここ数年はこの地域での運行権に関する入札に敗れ続けており、数年後にはNRW州の地域輸送のシェアは50%を割り込むことになる。
 11時26分に発車したABR20018は軽やかに加速していく。すぐに車掌が検札に回ってくる。車掌は長髪で、まるでロッカーのようなラフな私服、名札がなければ到底車掌には見えない。並走するS-Bahnを簡単に追い抜き、6分でDüsseldorf Flughafen空港駅である。

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 ここからDuiburg Hbfまではノンストップ、160km/hでとばすが、安定した乗り心地である。地域輸送のための利便性と高速性能を兼ね備えたFlirt 3は最近躍進著しいStadlerらしい非常に優れた車両であることを実感する。雪景色を眺める内に列車はDuisburg Hbfを経てEssen方面の路線と分かれ、ルール川を渡って、定刻の11時49分にOberhausen Hbfに着く。

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 昼食時ということで構内の売店でパンを買い、RB 44系統NWB75225 のDorsten行に乗る。この路線はNordWestBahn (NWB)による運行で、非電化区間を走るため、車両は643形 (Bombardier製Talent)、または648形 (Alstom製Coradia LINT 48)が使用されている、入線してきた列車は643形のVT 118であった。

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 車内は3割程度の座席が埋まっている。12時09分に発車した。多くの炭鉱を有し、重化学工業で賑わったルール地方は中規模の都市が乱立しており、旅客列車の運行系統が複雑であることに加え、貨物列車も非常に多く貨物線や専用線などもあることから、路線は非常に入り組んでいる。複雑な分岐を繰り返しながら、貨物ターミナルのあるOberhausen-Osterfeld Südを経て、12時26分にBottrop Hbfへ至る。しかし、ここまで最高40km/hほどのゆっくりとした走行で、5分の遅れが生じている。車内放送で数分停車する旨の案内が行われたと思ったら、車掌が出てきて後部運転台へ向かい何かの作業をしている。妻は電車も寒すぎるんじゃない、と暢気に話していたが、何らかのトラブルがあったのは事実であろう。

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 しばらくして運転士が戻り、列車発車。今度は快調に加速し、100km/h近くで走る。どうやらトラブルは解消したようである。ここはS-Bahn S9系統と並走する区間だが、それもGladbeck Westまで。この駅にも貨物列車が停車している。

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 単線になってS9系統と分かれて北へ進路を向け、Gelsenkirchenからの路線と合流する。雪をかぶった森林や田園の中を抜け、Gladbeck-Zweckel・Feldhausenを経て、12時50分に終点Dorstenに到着する。

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 Dorstenはいくつかの路線が集まる駅だが、どの路線も非電化で腕木信号機が残り、現代の駅とは思えない佇まいである。しかし、駅員の配置はないようで、ここにも合理化の波は押し寄せている。ほどなくして、乗車するRB 43系統RB 14468が入線したきた。この路線はDBによる運行で、車両は640形 (Alstom製Coradia LINT 27)の2両編成である。LINTシリーズはドイツ中で活躍しており、車内外はシンプルながら好感の持てるデザインで、私の好きな車両の一つであるが、2車体連接のLINT 48の導入例が多く、単車体のLINT 27に乗車するのはこれが初めてである。

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 13時09分に発車した列車はGladbeck-Zweckelまでは先程通ったルートを走り、そこから南東へと単線区間を走る。Bottropからの貨物線と合流するとGelsenkirchen Zooに着く。構内には廃車になったのであろう628形が並び、片隅には機関庫が残っている。

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 複雑な分岐をしながらGelsenkirichen HbfからRecklinghausenへ向かう路線と交差すると、Herneに着く。右側には貨物列車が何本か停車している他、多くの貨物用機関車が停まっており、中には廃車が進む155形の姿もある。

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 Herneを発車すると、再び非電化の単線区間を走る。Dortmund近郊に入り、車窓は所々に工場や炭鉱跡、住宅地があるものの、田園や森林も多く、なかなか美しい。妻も時々スマートフォンを窓にあてて撮影に勤しんでいる。ドイツでは車窓風景の良い鉄道路線を紹介する書籍が出版されているが、そんな路線でなくとも、なかなか美しい車窓風景を楽しめるのはドイツの鉄道旅行の良いところであろう。ドイツでは住宅密集地帯のNRW州でも、日本に比べれば、はるかに車窓風景はのどかで楽しめる。それでも駅に停車する度に乗車があり、最終的には7割程度の座席が埋まった。Dortmund Hbfには14時22分定刻に到着した。

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 新春初乗りの締めはやはりICE 3である。Dortmundからは14時25分発Nürnberg Hbf経由München HbfのICE 723、14時37分発Stuttgart Hbf経由München HbfのICE 611と2本連続してICE 3が発車する時間帯であり、私自身ICE 3を撮影したい時にはこの2本の列車をよく狙っている。
 乗り換え時間に余裕のあるICE 611に乗車することにする。ICE 723が発車する前から既にICE 611は入線している。DBのサイトでは混雑が予想されているが、始発駅というおともあって、今のところ車内は空いている。せっかくなので、先頭の21号車へ行くと、幸いにもラウンジには誰もおらず、運転室直後の席に座る。発車準備を行っていた如何にも好青年といった運転士が出てきて、”Hallo”と挨拶してきたので返す。

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 しばらくしてホーム隣から14時36分発Passau Hbf行IC 2027が発車していく。IC 2027はHagen・Wuppertal・Solingenを経由してKöln Hbfに15時47分に到着するのに対し、こちらICE 611はEssen・Duisburg・Düsseldorfを経由してKöln Hbfに15時49分に到着する。NRW州の主要都市を相互に補完し合う関係なのである。
 IC 2027を追いかけるように、14時37分に発車する。160km/h程まで加速し、先行するIC 2027が南へ去っていくと、まもなくBochum Hbfに着く。Bochumから先では一旦南側を走るS-Bahnと離れ、再び合流するとEssen Hbfである。帰省していたと思われる若者がラウンジに乗車し、父親が見送りに来ているのは、正月らしい光景である。

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 Essen Hbfを発車するとMühlheimを通過し、ルール川を渡って、往路で通ったOberhausen方面の路線と合流して15時13分にDuisburg Hbfに到着する。

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 都市が並ぶNRW州の中でもKöln - Düsseldorf – Essen – Dortmundはメインラインであり、在来線といえ最高200km/hで路線規格は高いが、概ね10分おきに停車するためICEでもREとあまり所要時間は変わらない。Duisburgを出発すると200km/hに一気に加速し、あとは流すように走る。Düsseldorf Flughafenには一部のICEやICも停車するがこの列車は通過する。Düsseldorf-Zooの辺りで減速し、普段から利用するDüsseldorf Wehrhahnをゆっくり通過すると、定刻より2分遅れて15時27分にDüsseldorf Hbfに到着する。わずか4時間余りであったが、楽しいNRW州の初乗りであった。

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フレッチャロッサでフィレンツェ・ローマへ [ヨーロッパ旅行]

 共和制から帝国へ至る古代ローマ、さらにルネッサンス。歴史と文化の中でイタリアの放つ光は強烈である。そんなイタリアを以前から訪ねたいと思っていた。クリスマス休暇で特に予定もなかったので、急遽計画を立ててイタリアへ向かった、
 当初は少なくとも片道は鉄道を使うことも考えていたが、鉄道利用でイタリアに行くとなると一泊は余計に必要になる上、LCCによる比較的低価格のフライトが多いヨーロッパでは航空利用に比べて列車の旅はかなり高くなってしまうことから今回は大人しく飛行機で往復することとした。
 往路の便はKöln/Bonn空港から出発する。DüsseldorfからはICEでもREでも所要時間はあまり変わらないが、BahnCard 50を使うとICE利用でもREと比べて運賃はそれほど高くならないこともあって、KölnまでICEで行くことにした。
 12月25日Düsseldorf Hbfを11時27分に発車するMünchen行ICE 517に乗った。車両はICE 3である。クリスマスの日中の列車のためか、車内は空いている。発車するとしばらくは200km/hで快調に走る。いつものように快適な乗り心地である。しかし先行列車に追いついてしまったのであろうか、Langenfeldの辺りで減速し、90km/h程度のゆっくりと走り、Köln Hbf到着は5分程遅れ、11時55分に着いた。

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 Köln Hbf構内でしばらく時間をつぶしたのち、12時38分発のKoblenz Hbf行のRE 10817に乗る。Köln Messe/Deutzに停車すると、あとは空港までノンストップ、12時49分にKöln/Bonn Flughafenに到着する。
 Köln/Bonn空港は国際線の発着も多く、この地域ではDüsseldorfと並ぶ拠点空港だが、混雑はなく、待つこともなくチェックイン手続きを済ませる。ハンバーガーで昼食を取った後、搭乗ゲートへ進むと、程なくして搭乗開始となる。利用するBologna行4U 0838便はLufthansaのLCC部門の子会社Eurowings (元Germanwings)の便である。Lufthansaはヨーロッパ域内の便についてFrankfurt・München発着便を除いてEurowingsへの移管を進めており、すでにKöln/BonnやDüsseldorf空港ではEurowings塗装の飛行機が並ぶ一方で、Lufthansaはあまり見かけなくなっている。機材はLCCらしく、A320である。外観はGermanwings塗装のままのA320の機内に入ると、座席は以前利用したLufthansa便と同じであった。おそらくはLufthansaの中古機なのであろう。機内は9割方の席が埋まっている。
 定刻の14時35分に出発、待たされることもなくスムーズに離陸する。Eurowingsは運賃が3種に分かれており、最も安いBasic運賃では特にサービスもないが、1時間半のフライトでは空港で買っておいたペットボトルの水1本で十分である。ドイツ上空は雲に覆われているが、アルプスを越える辺りからは美しい風景が機窓に広がる。大きな揺れもなく、快適なフライトである。予定通り16時にBologna空港に着く。Bologna空港ではタラップを降りて、ターミナルまで歩く方式が取られている。夕日に照らされながら目の前に駐機するA320を眺め、ターミナルビルに入って荷物を受け取る。

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 市内までは路線バスを利用する。ドイツと雰囲気がどことなく異なるBolognaの市街を走り、約30分で中央駅に着く。

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 本日の宿I Portici Hotel Bolognaへは駅から歩いて10分程。本場のボロネーゼが美味しいと友人に勧められ予約したホテルであったが、残念ながらクリスマスでビストロはお休みとのことであった。まだ夕食には早いので、散歩に出る。市街地は閉まっている店が多かったが、人通りは多く賑やかである。市の中心マッジョーレ広場まであるき、市庁舎やサン・ペトロニオ聖堂といった建物を見て後は、ホテルに勧められたTrattoria Oberdanで夕食。Tagliatelle alla BologneseとCotoletta alla Bologneseと美食の町ボローニャの料理を楽しんだのであった。

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 12月26日は6時過ぎに起床、余裕をもって行動するつもりが出発直前に列車の切符のプリントアウトを忘れたことに気がつきiPadへダウンロードするのに時間を浪費してしまった。タクシーを呼んでもらって、7時45分にBologna Centrale中央駅に着いた。我々が乗るFrecciarossa 9507は7時55分発、まだ余裕があると思ったが、ホームがよく分からない。駅員に聞いてもイタリア語で返されて理解できず、電光掲示をもう一度確認し、ようやく地下ホームから発車することに気がつく。ホームへと急ぐと列車はすでに停車中、最も近いビストロ車に乗車するとまもなくドアが閉まったので、本当にぎりぎりであった。こんな日は無理せず、落ち着いて行動するに限る。深呼吸して気を落ち着かせたのち、すぐ近くの売店で水を買い、指定された10号車へ行く。
 イタリアの最速列車Frecciarossaは4つのルートで運転されているが、その中でもTorino – Milano – Reggio Emilia AV - Bologna – Firenze – Roma – Napoli – Salernoはメインルートであり、Milano・Roma間ノンストップの速達列車も運転されている。車両は動力集中方式のETR 500と動力分散方式の最新型ETR 1000が運用され、ETR 1000は主に速達列車に使用されている。Milano Centrale発Roma Termini行Frecciarossa 9507は各主要都市に停車するタイプの列車で、ETR 500により運行されている。11両編成の列車はBistroの他、Executive、Business、Premium、Standardの4つのクラスに分けられている。我々が予約したStandardは一番下のクラスだが、2+2列でテーブルを挟んで向かい合わせに座席が配置されている。ゆったりとした座席は座り心地も良好、落ち着いたインテリアは好感が持てる。Firenzeまでの区間は最高300km/hの高速新線区間だが、トンネルが続き、車窓風景は全く望めない。それでも揺れは少なく安定した乗り心地であり、動力集中式で静かなのも良い。

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 ようやくトンネル区間が終わるとすでにFirenzeの郊外、頭端式のターミナルFirenze S. M. Novellaには8時30分に到着する。列車はここで9分間停車し折り返す。
 我々はここで下車し、まずは先頭で動力車を眺める。ETR 500の動力車のデザインは一次車に比べてやや違和感があったものだが、改めて見ると大胆な表情はなかなか良い。また外観塗装も既に3代目のはずだが、スピード感が強調されてよく似合っている。わずか30分あまりの短い乗車であったが、ETR 500は非常に好感の持てる車両であった。

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 ETR 600など、イタリアらしい個性を感じさせる車両を見て、駅構内の荷物預り所で荷物を預け、シンプルながら美しさを感じさせる駅舎を後に、市内観光に出る。

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 Firenzeの中心、ドゥーモ広場までは歩いても10分程である。ドイツに比べて一つ一つの建物が壮観だが、その中でもドゥーモの存在感は別格である。クリスマスということでドゥーモ内部には入れなかったが、周囲を歩きながらその威容を眺め、さらに洗礼堂やジョットの鐘楼などを見て回る。喫茶店で休憩し朝食を摂った後はメディチ家礼拝堂へ。一つ一つの建物を彩る無数の絵画、彫刻には圧倒されるばかりである。

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 ブランドショップが並ぶ繁華街を抜け、共和国政庁ヴェッキオ宮がそびえるシニョリーア広場へ出る。さらにアルノ川へ出ると、ヴェッキオ橋が見える。

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 まだ時間があったので、フィレンツェの街を眺めようとタクシーに乗ってミケランジェロ広場へ。曇っているのは残念だが、ルネッサンスの「花の都」Firenzeの美しさは格別である。

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 街へはバスで戻る。バスの案内がはっきりせず迷ったが、駅に向かうバスに適当に乗った。切符が車内で買えないなどのトラブルもあったが、アルノ川を渡ったところで適当に降り、歩いてヴェッキオ橋付近に戻ることができた。ここからは元々予約してあったウッフィツィ美術館へ。カフェで軽食を摂った後、広大な美術館を駆け足で見て回る。ルネッサンス期をはじめとする膨大なコレクションには、ボッティチェッリ「ヴィーナスの誕生」など教科書で眺めた絵画も少なくない。
 美術館を出ると、もう夕方である。ヴェッキオ橋を散歩した後、ドゥーモへ。朝は入れなかったが、今は入場できるようで、入り口前に行列ができている。せっかくなので、しばらく並んで入場する。外観に比べると内装はシンプルだが、その壮大さには息をのむばかりである。

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 1日歩き回って、足も痛くなってきた。ゆっくりと駅へ戻り、休憩がてら駅前のレストランに入る。まともな昼食が取れなかったので、カルボナーラと共に赤ワインを一杯。

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 17時10分頃に駅に戻ると、乗車するFrecciarossa 9573が入線してきた。この列車はTorino Porta Nuova発Roma Termini行で、速達タイプではないが最新型のETR 1000が運用されている。FSのサイトで列車を検索した際、この列車がETR 1000で運用されるとのことで選択したのであった。

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 トレニタリア自慢の最新型ETR 1000は、赤い流線型の車体が印象的である。Bombardier TransportationとAnsaldoBredaが共同開発した車両で、Bombaridierの高速列車シリーズZefiroとAnsaldoBredaのV250がベースとなった動力分散式の車両である。全長200mの8両編成で、設計最高速度は400km/hであるが、2015年のデビュー以来、今のところ最高300km/hで運用されている。AnsaldoBredaといえばデンマーク向けIC4やオランダ・ベルギー向けV250でトラブルが多発し、後者に至っては営業運転がわずか1か月あまりで打ち切られ、車両もメーカーに返却されてしまうなどトラブルのイメージが強いが、ETR 500などイタリア向けの多くの車両を開発してきた歴史がある。信号技術も含め、高い技術力を持っているのである。AnsaldoBredaは2015年に日立に買収され、Hitachi Rail Italyになったが、ETR 1000の製造は継続されており、最終的には50編成となる予定である。将来的には360km/hでの営業運転も予定されており、Bertoneによる洗練された車両内外のデザインと相まって、イタリアの鉄道のフラッグシップと言える存在である。
Frecciarossa 9573はこの駅で折り返すため、9分間停車する。撮影しながら待っていると、荷物預かり所の職員が預けた鞄を2号車の乗車口まで持ってきてくれた。非常に親切なサービスだが、発車直前でも荷物が受け取れないと少し心配になりそうだ。

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 予約したのは4等級のうち、上から2つ目のBusinessである。2等車扱いではあるが、車内は1+2列配置で、テーブルを挟んで向かい合って座席が配置されている。座席は茶色のレザーシートで広々としている。インテリアにはFRPが多用されているが、安っぽさは全くなく、スポーティーな上品さが感じられる。木目調を用いて温かい雰囲気を演出してるICEのデザインとは異なる良さがある。クリスマス休暇シーズンのせいか、車内は空いており、3割程度の座席が埋まっている程度である。

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 定刻の17時24分に発車した列車はスムーズに加速していく。Roma Terminiまでの261kmの大半は1992年に開業したイタリア発の高速新線を走る。他の高速新線は最高300km/h走行に対応しているが、この高速新線だけは開業時期が早いためか250km/hに抑えられている。
 ETR 1000には食堂車はないが、売店で軽食の販売は行われているのでビールを調達する。車掌が検札に回り、さらに係員がカートを押しながら回って来て、スナックを置いていった。クリスマス模様のボックスにはお手拭きとペットボトルの水、さらに2種類のスナック菓子が入っている。Thalysの1等車、JR東日本のグランクラス、あるいはFrecciarossaの最上級クラスExecutiveのように食事を全員に提供するサービススタイルもまだまだ残っているが、個人的にはICEの1等車にように、食べたい人が個別に別料金で注文する方が自然であるように思われる。そういう意味では、水とスナックとお手拭きというセットはバランスが取れていて、ちょうど良いと思う。

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 列車はほぼ250km/h程度を維持しながら走るが、走行音がやや大きく、細かい揺れが気になった。妻もICEより揺れるね、と言っていて、私だけの印象ではないようだ。開業時期の早い高速新線だけに、車両だけでなく、軌道の問題もあるのかもしれないが。ただ、この乗り心地も考えようによっては、「スポーツカーのような」と表現できるかもしれない。車内のデザインもスポーティー、車内誌の車両紹介では誇らしげに設計最高速度400km/hとPRされ、月並みだがさすがスピードの国、イタリアと感じた次第である。

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 高速新線区間が終わると、まもなくRoma Tiburtinaに停車する。もうローマ郊外、ここからはゆっくりと走り、定刻の18時55分に終点Roma Terminiに到着する。Trenitaliaの車両だけでなく、italoなど様々な車両が停車しているのはターミナルならではである。

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 地下鉄A線に乗車し、15分程でOttavianoへ。ここから10分程歩いて、Hearth Hotelに着く。荷物を置いて一休憩する。ホテルの目の前は大きな壁。その先は別の国、ヴァチカン市国である。ホテルで勧めてもらったLa Locanda di Pietroまでは徒歩30秒、サラダとローマピッツァと共にワインを楽しみ、一日を終えた。

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 イタリア旅行の最終日、12月27日。本当は早く起きてサンピエトロ大聖堂に行こうと思っていたが、前日の疲れか、寝坊したので断念。朝食をゆっくり摂って、9時過ぎにチェックアウトし、荷物を預かってもらう。ヴァチカン博物館の入口はホテルの目の前である。すでにチケット売り場には長蛇の列ができていたが、9時半からのチケットを予約してあり、すぐに入場できた。ここには20の博物館があり、全て見るのは不可能である。絵画館、ラフェエッロの間と回り、システィーナ礼拝堂でミケランジェロ「最後の審判」と見ただけでも2時間かかる。博物館を出て、サンピエトロ広場へ行くと、多くの観光客で賑わっている。大聖堂への入口には長蛇の列ができており、入場は早々に断念。それでも世界で最も小さな国と習ってきたヴァチカンに立てたのは嬉しい。

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 サンタンジェロ城まで散歩して、テヴェレ川を渡り、バスでヴァチカン博物館まで戻る。そろそろ昼時である。昨晩に続いてLa Locanda di Pietroに行き、昼食にペペロントーノとピッツァを妻と分ける。

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 ホテルで荷物を受け取り、Ottavianoまで歩いて地下鉄に乗り、Roma Terminiへ。構内のはずれにある荷物預り所で鞄を預けて再び身軽になり、地下鉄B線でColosseoへ。コロッセオは地下鉄駅の目の前である。もう14時前である。チケットはインターネットで購入済み、長蛇の列はあったが、15分程で入場できた。以前、ローマに一人でやって来て以来、ローマが大好きという妻は、とりわけコロッセオが好きとのこと。確かに、この壮大な廃墟は格別な美しさを持つとともに、一体どのように見世物が行われていたのか、好奇心を掻き立てる。

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 個人的に最も見たかったのは、お隣のフォロ・ロマーナである。古代ローマに関する本を読んで以来、ここはずっと憧れの場所であったのである。ティトゥス帝の凱旋門からパラティーノの丘へ上りフォロ・ロマーナ全体を眺め、さらに共和政時代以来良くも悪くもローマの歴史で中心的な舞台となった元老院まで歩く。スキピオ、グラックス兄弟、キケロ、カエサル、オクタヴィアヌス、ティベリウスなどローマ史を彩った人々がここを歩いたと思うと、感激もひとしおである。

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 朝から歩き続けて足は痛い。ColosseoからバスでRoma Terminiへ戻り、壮大な駅舎を眺め、荷物預り所で荷物を受け取ると、もう17時過ぎである。

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 チケットを買って、ローマ・フィウミチーノ空港へ向かう。ローマの空港アクセスの中心はLeonardo Expressである。車両はAlstom製CordiaシリーズのETR 425は車内も清潔に保たれている。車内は青を基調にしたシンプルなデザインだが、大型の荷物置き場が設けられるなど空港利用客のことも配慮されている。全車1等席で片道14ユーロとやや高いが、便利な列車ではある。17時20分に発車する。空港までは約30km、ゆっくりと走る区間が多く。空港駅には17時50分に到着する。

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 駅からターミナル1まではやや歩かされる。案内表示もやや分かりにくかったが、何とかチェックインカウンターにたどり着く。搭乗するのはエアベルリンのAB 8713便であるが、チェックイン手続きはアリタリアが代行している。カウンターに待っている乗客はわずかであるが、列はなかなか進まない。ようやく順番が回ってきたと思ったら、荷物を運ぶベルトコンベアが故障しているとのこと。困ったものである。
何とか手続きを終え、出国審査を通過して、フードコートでラザニアを夕食に食べ、搭乗口に向かう。AB 8713便は沖止めで、バスで駐機場まで移動する。飛行機を間近で見られるのは、沖止めの楽しみである。

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 機材はA320である。機内ほぼ満員。定刻の19時45分よりやや遅れて出発すると、Milano・Verona・Innsbruck・Frankfurtを経由し、Düsseldorfへと向かう。しばらくするとかなりの揺れが続き、悲鳴も起こるほど。機内サービスも途中で中断された。
 揺れがようやく落ち着くと、しばらくして降下開始、22時頃Düsseldorf空港に着陸した。着陸後には拍手、かなりの揺れで怖い思いをした搭乗客も多かったのであろう。ここでも沖止めとなり、バスでターミナルへ戻る。荷物を受け取り、バスで自宅へ戻った。楽しく美味しい2泊3日のイタリア旅行であった。

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 最後にイタリアの鉄道について触れておこう。イタリアのというと遅れる、汚いといったイメージがあるが、そのようなステレオタイプの見方は過去のものであるように思われた。実際に落書きされていた車両があったのは事実で、特にローマの地下鉄などは落書きのない車両を見つけることが出来ない程であったが、それを除けば他の国に比べて特にひどいとは感じなかった。ローカル列車は分からないが乗った列車に限っては掃除もいい届いていたし、駅の案内表示を見る限り遅延も殆どなかった。Frecciarossaの上質なサービスなど見るべき点も多く、もっと評価されて良いように思われた。
それにしても、Roma Terminiにあったとある看板・・・・妻曰く、「あっ、ICE 3だ」。確かにどうみてもICE 3である。奇しくもローマで再会を果たして嬉しいところだが、Frecciarossaという看板列車がありながら、何故ICE 3がモデルなのであろうか。

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Abschiedfahrt der 01 1066 [ドイツ鉄道 列車]

 Ulmer Eisenbahnfreunde e.V. (UEF)は蒸気機関車の動態保存・運行を行う愛好者団体として有名で、急行旅客列車用蒸機01.10形 (01 1066)や貨物用蒸機58形 (58 311)などを所有・運行している。9月には01 1066が牽引する列車でMannheimからTrierまで乗車する機会があり、最高140km/hを誇る01.10形の走りっぷりを堪能した。(ただし、復路は01 1066は故障し、代わりにDBの185形電機が牽引した。) 年内にもう一度蒸気機関車に乗りたいと思っていたところ、KarlsruheからUlmまで01 1066牽引の列車が走ることが分かり、UEFのサイト上から申し込んだ。
 12月9日、金曜夕方ということで混雑するDüsseldorf Hbfから18時22分発 München HbfのICE 729に乗り込む。車内も混雑していたが、予約していた2等個室に座る。列車はKöln Messe/Deutzに停車すると、Frankfurt Main Flughafen Fernbahnhof空港駅までノンストップの速達列車。残っていた仕事を済ませ、ドイツ語の勉強をしてうちに、19時33分に空港駅に着く。

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 コンコースの売店でサンドイッチを購入し、19時53分発Basel SBB行ICE 203に乗る。ICE 729に続いてICE 3による運行だが、ICE 729は単編成での運行だったのに対し、こちらは2編成併結列車ということもあってか、やや車内には余裕がある。向かい合わせのテーブル席でドイツ語の勉強をしていると、横に座っていた初老のドイツ人に話しかけられ、ドイツ語のなまりやUlmの話などをしばらく雑談。こういう瞬間も旅の楽しみである。もう少しドイツ語ができると良いのだが。Mannheim Hbfまではあっという間に過ぎ、19時23分に到着する。

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 ここでホーム向かい側に後から到着するBerlinからのMünchen Hbf行 ICE 693に乗り換える。定刻より5分程遅れて到着したICE 693とICE 729は相互に接続を取り、18時36分に同時に発車する。ここからはKarlsruhe経由でBaselへ向かうICE 693とStuttgart経由でMünchenへ向かうICE 729は30km以上先のWaghäusel付近にあるKarlsruhe方面への分岐まで最高280km/hの高速新線を走行するが、何とその30km以上、15分間をICE 693とICE 729はぴったり並走し続けた。200km/h以上の列車がぴったりと並走するなどそう体験できるものではなく、妻もずっと外を見て面白がっていた。
 ICE 729と分かれると、列車は高速新線を南東へ快調に走る。2等コンパートメントで寛いでいるうちに、高速新線を走り抜け、大規模な地下化工事が進行するStuttgart Hbfには21時20分に到着する。駅構内のアジア料理店で夕食に久しぶりにフォーを食べ、S-BahnでUnivesität駅に移動、駅から近いホテルに一泊した。

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 12月10日朝食を済ませ、S-Bahnで7時40分頃にStuttgart Hbfに着く。乗車する予定の特別列車DPE 98200はKarlsruhe Hbfを6時30分に出発、ここStuttgart Hbfで折り返す。駅の発車案内では1番線から発車するとのことで、1番線ホームに移動する。外はようやく明るくなってきた頃合いだが、空は雲一つなく、朝焼けが美しい。

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 殆ど無人だったホームに、徐々に鉄道ファンや夫婦連れが集まり、定刻の7時56分に貨物用電機139形に牽引されてDPE 98200が入線してきた。続いて追いかけるように、盛大に煙を吐きながら01 1066と1両の客車が近づき、DPE 98200の先頭に連結される。機関車付近には人だかりができるが、譲り合って撮影するので、穏やかな雰囲気である。撮影中に前に立ち入って動かないでいると「ハロー!」と注意されるくらいのことはあるが、罵声が飛ぶようなことはもちろんない。発車時間が近づき、乗客が乗り込むと、ホームに残る鉄道ファンはわずかなである。

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 01.10形は01形の発展型にあたり、Schwartzkopff製の急行旅客列車用蒸気機関車である。3気筒式で、軸配置は2‘C1の大型機であり、最高速度150km/hを誇る。1939年に登場したが、戦況の悪化でわずか55両の製作に留まった。戦後は全て西ドイツに残され、1975年3月まで活躍した。01 1066はUEFが大切に走らせてきた機関車であるが、出発説く全にUEFのサイトを確認したところ、01 1066はボイラーの大掛かりな点検が必要なため長期間工場に入ることになり、今回の運行はAbschiedfahrt さよなら運転という位置付けとされていた。
 列車に乗り込み、指定された4号車へ向かう。デッキ手妻が他の乗客から、どこへ行くのか、これはSonderzugだ、と言われ動揺していた。小さな旅行鞄を持っていたため、観光客が間違って乗車したと勘違いされたらしいが、この列車のチケットを買ってることを説明すると逆に謝られた。その4号車は1等・2等合造車、その2等のコンパートメントに座る。同室者は中年の鉄道ファン3名である。客車は6両で、食堂車も連結されている。列車は8時08分にゆっくり発車、郊外を走りベンツの工場を横目にStuttgart-Untertürkheim、さらにEsslingenに停車し、少しずつ乗客を増やす。冬ということで窓は占めているし、機関車と離れているため、蒸気機関車の音はほとんど聞こえないが、それでも原型をよく留めた客車や独特の加速感、そして車窓を流れる煙は蒸気機関車の旅ならでは。乗客も静かに自席で乗り心地を楽しんだり、食堂車で食事を摂ったり、デッキで窓を開けて煙や音を楽しんだりと、思い思いに過ごしている。新鮮で面白やや運賃が高いためか、乗客は中年・高齢者が目立ち、夫婦連れも多い。蒸気機関車といえばトーマスしか思い浮かばなかった妻も、この蒸気機関車の旅は新鮮なようで楽しんでいる。StuttgartのS-Bahnの基地があるPlochingenには8時40分に着く。ここで10分程度停車するということで、反対側のホームに走って撮影する。朝日に照らされた01 1066は実に美しい。

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 車内に戻ると、程なくして列車は発車。今日は最高80km/hか、やや抑え気味の走りである。メルクリンでおなじみのGöppingenに停車し、さらに南東へ向かっていく。Süßenにも停車するが、ここでは乗降はなく、乗客がホームに降りることもできない。10分程止まってICの通過を待ち再び発車すると、まもなくGeislingenの峠越え区間になる。しばらく上り勾配を走り、Geislingenの駅には予定時間より8分遅れの9時50分に着く。ここでICEに道を譲る間に、後部に同じくUEFの保存機である貨物用蒸機58形の58 311が補機として連結され、その連結シーンを見ようと人だかりができていた。

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 列車は慎重にGeislingenを発車する。前後に機関車が付いたためか、乗り心地が少し変化している。前後の蒸気機関車による峠越えということもあって、沿線では至る所で鉄道ファンがカメラを構えている。といっても、一か所にせいぜい10人と落ち着いたものである。サミットを過ぎ、今度は下り勾配へ。峠越えを終え、UEFの保存鉄道があるAmstettenで58 311を切り離すと、のどかな車窓風景を横目に快調に走り、Ulm Hbfには10時45分に着く。列車はここから別のツアー列車としてEngstingenまで走り、続けて乗車してこちらのツアーにも参加する乗客も多い様子であったが、我々はここで下車する。

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 01 1066は切り離され、Augsburg方へ引き上げた後に推進運転でStuttgart方へ行く。さらにデルタ線を利用して向きを変え、11時20分頃にホームに戻って来て客車の反対側に連結される。乗客や鉄道ファンが発車まで機関車付近に集まり、思い思いに写真を撮っている。

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 11時32分に列車はUlm Hbfを力強く発車、盛大に煙を吐きながら、ゆっくりと加速していく01 1066を見送った。整備を終えた後、また01 1066の元気な姿を見たいものである。



 駅前からゆっくり散歩しながら15分も歩くと、161.53mと教会建築では最も高いウルムの大聖堂に着く。その周辺ではクリスマスマーケットが開催され、多くの家族連れやカップルでにぎわっている。壮大な大聖堂を眺め、クリスマスマーケットでグリューワインを楽しみ、デパートの食堂で遅めの昼食を摂って再び駅へ戻る。

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 01 1066のツアーには復路も含まれるのだが、これを利用した場合、Düsseldorfに帰り着くのは日付が変わることになる、翌日の予定も考え、14時39分発のDortmund Hbf行ICE 516で帰路につく。ICE 516はICE 3を2編成した16両編成である。2等車は6割方の座席が埋まっている。Stuttgart Hbfで進行方向を変え、Mannheim HbfでBasel SBB発Berlin行のICE 276と相互に接続を取る。

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 Frankfurt (M) Flughafenで乗客が入れ替わると、高速新線を疾走し、Köln Hbf。ここで再度進行方向を変える。ここから終点のDortmund Hbfは1時間程度だが、それでも新たな乗者が多く、車内は満員となった。列車は順調に走り、Düsseldorf Hbfには18時31分に到着した。

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 ドイツでは多くの旧型車両が動態保存されており、週末を中心に様々な特別列車が運転されている。多くは趣味団体またはツアー会社により運営されており、細やかなサービスがあるわけではなく、乗車運転もやや高めではあるが、気軽に往時の汽車旅を楽しむことができる。鉄道ファンもそう多く集まるわけ絵はないため、喧騒もなく落ち着いた雰囲気で撮影を楽しめるのも良い点であろう。最後に12月17日に自宅近くで撮影した、E10 1309が牽引する「ラインゴルト」のツアー列車である。


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