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12月29日 Tokyo → Zürich → Basel [ドイツ・スイス鉄道旅行 2011-12]

 2011年2月に2泊4日でドイツを旅した。4年ぶりにドイツは楽しかったが、あまりに短くて消化不良でもあった。幸いにも年末年始に時間が取れたので、衝動的に航空券を購入し、再びドイツを巡ることとなった。
 2011年12月29日、朝5時前に起床し、準備を整えて出発。京成上野6時30分発のスカイライナー1号に乗車する。正月休みの初日だけのことはあり、日暮里からは満席の混雑となる。スカイアクセス線開通以来、成田空港への移動は格段に便利になり、落ち着く間もなく7時15分には成田空港駅に到着する。
 成田空港のロビーも朝早くから混雑している。今回、航空券はLufthansaのサイトから購入したが、往路はSwiss International Air Linesを選択した。前日にオンライン・チェックインを済ませたが、何故か座席が指定できず、早めに空港に向かった。しかし、カウンターに行くと、搭乗受付は8時45分から開始とのこと、到着が早すぎたようだ。

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 スイスフランやユーロへの両替などで時間をつぶし、8時過ぎからカウンター前に並んだ。ようやく受付開始時間になり、無事に後方窓側42A席を確保、これで一安心である。書店などで買い物を済ませ、早めに搭乗口に向かうことにする。セキュリティチェックの前は長蛇の列であったが、出国審査はスムーズに通過できた。まだ時間があったので、LufthansaのA380を撮影、B747に比べてもやはり大きい。そして搭乗する乗客の多いこと、これだけの人が乗り込むには時間がかかりそうだ。

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 搭乗するZürich行LX 161便はA340-300による運航である。A340-300のスラッとした機体には白い塗装がよく似合う。A340には2005年、中部・Frankfurt(M)間をLufthansaで往復した時以来の搭乗である。

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 10時50分頃搭乗開始、A340は適度な機体サイズで座席配列が2+4+2列であり、どこに座ってもトイレなどに行きやすいのが良い点である。出国ラッシュということであろう、機内はほぼ満席、私の隣にもツアー旅行に行くらしい年配の女性が座った。
 11時14分プッシュバック、定刻は11時15分なので、まずは順調なスタートと思ったが、この時間は離陸が多く、滑走路の前には航空機が行列をなしており、離陸順は7機目である。11時33分、ようやく滑走開始。しかし燃料が重いせいか、なかなかスピードが上がらない。長い滑走を経てようやく離陸するも、明らかに上昇角度が小さく、なかなか地上が離れていかない。一瞬、失速してしまうのではないか、という感覚に襲われる。久しぶりに昼間に乗ったヨーロッパ便は、国内便とは離陸の感覚が全く異なった。
 飛行機は少しづつ高度を上げながら、日本列島を北へと向かう。眼下には雪山が広がる。機長からのアナウンスでは高度33,000ftをハバロフスク・ヤクーツクからフィンラド上空を抜け、Berlin上空を通過してZürichへ向かうとのこと。

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 日本を離れた頃、飲み物とスナックのサービス。まずは白ワインを頂く。続いて、機内食となる。鶏照り焼き丼か、アルプス風パスタのチョイスで、私は後者にした。「ベジタリアンになりますが、宜しいですか?」と尋ねられる。といっても、チーズたっぷりで、カロリーはかなりありそうである。飲み物は赤ワイン。

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 飛行機は雲に覆われたシベリア上空を進む。ひたすら長い、退屈な時間である。各席に用意された液晶モニターでなかなか飛行機が進まないことで苛立ちを覚える。外に見ると、飛行機雲が出ている。やがて日の入り。美しい風景は、退屈な旅の清涼剤となる。

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 空港で用意した本を読み終えようとする頃、バニラ・アイスクリームのサービス。睡眠時間が短かったので、時々うつらうつらするが、すぐに目が覚めてしまい、シベリア上空の長い時間が続く。ここでおにぎりのサービスがある。残り4時間。
 気分転換に映画を見ることにする。邦画も収録されており、その中で「神様のカルテ」を選択。思った以上に良い映画で、思わずホロリ。見終わると、既にザンクトペテルブルクを過ぎ、バルト海上を飛んでいた。

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 到着が近づき、軽食のサービスがある。ピラフにパンと、機内食らしい炭水化物ばかりのメニューである。

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 食べ終わる頃にはベルリン上空を飛んでいる。ドイツ上空も一面雲に覆われている。

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 最後にチョコレートが配られると、もう着陸は近い。30分前から着陸体制に入り、低く立ち込めた雲の間をかき分けて、高度を落としていく。揺れは大きいが、スイスならではの美しい光景には見とれるばかりである。現地時間16時03分、定刻より10分強の遅れでZürich空港に着陸する。空港は思ったよりも小ぶりで、滑走路からすぐに駐機スポットに到着する。
 Baggage Claimでどうで待たされるから、急いでも仕方がないと、ゆっくりと機外へ出る。天気は曇り、ちょうど日が既に沈もうとしているが、思った程寒くはない。

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 空港内は閑散としている。到着したゲートEからSkymetroと呼ばれる列車で移動する、所要3分ほどである。入国審査は誰も並んでおらず、Baggage Claimでもすぐにスーツケースが出てくる。どうやらLX 161便の乗客の殆どは乗り継ぐようだ。結局、飛行機が到着して30分程でゲートを出られた。空港の規模がそれほど大きくはないため、到着便も少なく、極めて便利である。
 ゲート前で、毎年スイスで撮り鉄に勤しむベモラーさんと合流。空港は人通りが少なかったが、地下の鉄道駅は賑やか。窓口で1等用のユーレール・ジャーマン・スイスパスのバリデーションを済ませて、プラットホームに降りる。
 ちょうど、IC2000が入線してきたので、この列車に乗って市内に出ることにする。1等車は比較的空いている、1階席のボックス席に腰を下ろす、なかなか快適な座り語心地である。市内まではたったの10分という近さである。左手の車窓にはヤードが広がり、TGVやRe 460、Re 4/4 IIなどが停まっているのが見える。まもなく、チューリッヒ中央駅Zürich HBに到着する。我々が乗車していたIC 2000の前には、さらに客車が増結されていた。ラッシュ時に合わせた、スイスらしい柔軟な運用である。

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 Zürich HBのコンコースは多くの人が行き交い、大変賑やかである。まずは地下にあるコインロッカーにスーツケースを預けて身軽になる。あとは撮り鉄である。次々と列車到着し、接続を取って発車していく姿には圧倒される。しかも、列車は全て定時運行、素晴らしいの一言である。ここに1時間もいたら、SBBの主要な鉄道車両は網羅できそうだし、国際列車も豊富、まことに魅力的である。ベモラーさんに指南を受けつつ、写真を撮って回る。

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ICN / ICE 1

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ETR 470

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Re 4/4 II

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ICN

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Re 460

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ICN

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Re 460

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TGV Duplex Dasye (ベモラーさん撮影)

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TGV Duplex Dasye

 1時間程楽しんだところで、焼きソーセージをガブリ、うまい。小腹を満たしたところで、街歩きを兼ねて模型店巡りへ。スイスの模型店だけにスイス型の充実ぶりは素晴らしい、スイス鉄道好きには堪らないだろう。トラムに乗車して2店舗巡ったあとは、Bahnhof Strasseを歩いてZürich HBに戻る。クリスマス装飾の美しさは息を呑むほど、Zürichには改めてゆっくりと来てみたいものである。

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 駅構内のレストランに入り、ピッツァとビールで夕食にする。スイスビールもなかなか美味しく、つい2杯目も。といっても、これでも抑え目である。食後は再び撮り鉄。

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ICE 1

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TGV-POS

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Re 4/4 II

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Re 4/4 II

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Re 460

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Re 460

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SBB Panorama-Wagen (IR)

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Re 460 + IC2000

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ICN/ICE 1

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ICE 1 (Tz 184)

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Re 4/4 II + EN 465 (Graz / Beograd行)

 20時20分になり、コインロッカーからスーツケースを取り出す。ICでChurへ戻るベモラーさんと別れ、私はプラットホームにしばらく待ち、21時発のBasel SBB行のICE 790に乗る。せっかくのスイス、BaselまでSBBの列車に乗ることも考えたが、ベモラーさんに呆れられながら、やはりICEを選択したのである。
 入線してきたICE 1はTz 184編成、先程20時にHamburgから到着し、一旦回送された編成である。Basel SBBまでのスイス国内だけを走る列車であり、間合い運用といったところだろう。

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 車内はガラガラ、特に1等車は殆ど乗客がいない。BordRestaurantも係員が片付けをしており、営業しているのか分からないような状態であった。1等コンパートメントを独占してくつろぐ。

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 久しぶりのICEの硬い座り心地、これが快適なのである。21時定刻に発車、列車は静かに夜の闇の中を進んでいく。今回はモバイルWi-Fiルーターをレンタルして持参しているので、メールのチャックを済ませる。列車はそれほどスピードが出ていない、せいぜい140km/hくらいか。長旅の疲労か、居眠りしていると、もうBaselは近かった。
 21時53分、定刻にBasel SBBに到着。わずかな乗客とと共にホームに降りる。反対側にはTGV-POSが停車中、さすがは国境駅である。

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 駅構内のスーパーに立ち寄り、寝酒を買おうとするが、SBB駅は22時から6時まででアルコール類の販売はしないとのことで、タッチの差で間に合わず、諦めて水を買う。本日の宿、Hotel Helvetiaは駅の目の前である。思ったよりも小さいホテルに入ると、愛想の良い年配の男性が迎えてくれた。部屋に入り、電化製品の充電をしようとしたら、ブレーカーが落ちてしまい、フロントで説明するのに一苦労。疲れて、23時には眠ってしまった。
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klaviermusik-koba

HUHさん

あけましておめでとうございます。いい旅行を楽しんでおられるようでうらやましいです。Re4/4Ⅱの旧塗装も健在のようですね。最新の写真は何より雄弁に物語ってくれます。多分もう帰国されたのですね。
by klaviermusik-koba (2012-01-11 09:54) 

HUH

明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
4泊6日の強行軍で、1月3日には戻っておりますが、早朝から列車に乗って乗って堪能できました。
Re 4/4 IIは仰る通り、旧塗装が健在でしたが、TEE色は見かけませんでした。一方、チューリッヒS-Bahn用に更新工事を受け、Re 460風の塗装になった機関車もヤードに止まっていました。(RIG掲示板にべモラーさんが写真を投稿していますので、どうぞご覧下さい。)
by HUH (2012-01-11 19:44) 

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