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Die Nostalgiezugreise mit 01 150 [ドイツ鉄道 特別列車]

 ドイツでは現在も多くの蒸気機関車が動態保存されているが、その中でも最高130km/hの性能を誇り、急行旅客列車に使用された01形は人気が高い。01 150はDBの手で動態保存されてきたが、2005年に火災で焼失した。しかし、元機関士を中心とする募金によって10万ユーロに及ぶ募金が集められ、ボイラーを新製して2013年に復活し、現在はHaunauをベースに各地で特別列車を牽引している。この01 150が牽引する列車がBielefeld – Hamm – Essen – Duisburg – Düsseldorf – Kӧln – Koblenz間で運転されることを知り、早速申し込んだ。その後、Düsseldorf近辺で行われている工事の関係で、Duisburg – Kӧln間のルートがDüsseldorf経由からKrefeld・Mӧnchengladbach経由に変更された。
 4月1日、朝8時半過ぎに家を出て、Düsseldorf HbfからREに乗車し、Duisburg Hbfへ向かった。工事の関係でREが15分程遅れ少々心配したが、それでもDuiburg Hbfでは10分程乗り換えの余裕があった。
4番線ホームの端に行くと、二人と少年がカメラを持って、01の到着を待っていた。動画を撮るから静かにして、とのこと。定刻より5分程遅い9時35分頃、少年たちが指さす方を見ると、01 150がゆっくりと近づいてきた。入線を素早く撮影し、彼らに手を振ってホーム中ほどに走り、早速列車に乗り込む。

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 特別列車は01 150の後ろに郵便車、そして元SBBの客車が4両、これに元ラインゴルトの食堂車とドームカー、最後尾に元SBBの電機Re 4/4 Iという編成である。本当はラインゴルトのドームカーの乗車したいものだが、こちらは食事付きで非常に高く、今回は最も安いチケットを購入した。指定されたSBB客車の3号車に乗車する。
 我々の座席は6人用コンパートメントにあり、すでに年輩のEssenからの夫婦が座っていた。挨拶して、席につくと、列車はすぐに発車し、南西へ向かう。コンパートメントの座面は非常に柔らかく、快適な座り心地である。ドイツ最大の工業地帯ということで車窓には時々巨大な工場が現れる。この辺りはICEやICは殆ど通らないとはいえ、旅客列車や貨物列車と次々と離合する。
 この種の列車では廊下に立って窓を全開にして楽しむ乗客が多く、わざわざゴーグルを持参する用意の良い乗客も見かける。私も朝食に買っておいたあんパンを食べた後、しばらく廊下に立っていたが、雨が降り出したため、自席に戻った。列車はKrefeld Hbf・Mӧnchengladbach Hbfと、ドーム式の屋根を持つ重厚な雰囲気の駅を停車しながら、乗客を増やしていく。

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 Rheydt駅に到着する頃には、雨がかなり激しくなっていた。ここで水の補給のために、しばらく停車する。ホームの横にはすでに消防車が待機している。停車中、何本かのREや貨物列車に道を譲る。食堂車の一角にあるバーコーナーでは飲み物と軽食が販売されており、ここでゼクトのミニボトルを調達する。

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 30分程停車した後、列車は発車する。列車は南東へと進路を向ける。車窓に広がる田園や森林は緑色に色付き、春の到来を感じさせる。Aachenからの路線と合流すると、もうKӧln郊外である。幸いにも雨はあがったようである。Kӧlnの象徴である大聖堂を遠くに見ながら、Kӧln Bbfのヤードを回り込み、定刻より10分遅れの12時前にKӧln Hbfに到着する。

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 ここが最後の乗車駅で、多くの座席が埋まったようだ。我々のコンパートメントにも二人の男性が加わったが、しばらくして他所に移動していった。乗客は中年から年輩の夫婦連れが目立つが、家族連れや鉄道ファンの姿も見られる。皆思い思いに蒸気機関車の旅を楽しんでいる様子である。
 Kӧln Hbfを発車すると、ライン川を渡る。その先でICE 3とすれ違う。ICEと蒸気機関車が同じ線路を走るとは面白い。携帯電話のアプリで速度を測ると、列車は概ね90~100km/hを維持していて、なかなかの走りっぷりである。乗り心地も安定感がある。後ほど確認すると、最高104km/hを記録していた。

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 同行している妻はここまで殆ど眠って過ごしていたが、眠気が取れたら興味が出てきたようで、廊下で窓を全開にして立つ。吹き込む風と、それに混じる煤の香りを浴びると、煤浴びって楽しいね、と大喜びしていた。小腹がすいたので、再びバーコーナーに行き、ハムを挟んだパンを購入。これも2.5ユーロ、観光列車とはいえ、良心的な価格である。

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 列車はライン川右岸を快調に走る。ライン川の両岸に鉄道路線があるが、左岸はICが走るのに対し、右岸は貨物列車中心である。それでも、ドイツ物流の大動脈だけのことはあり、すれ違う列車の本数は多い。
 Kӧnigswinterに到着する。ここはBonnの郊外、駅近くからはラック式鉄道Drachenfelsbahnが出ており、この登山鉄道に乗ってDrachenfelsの山上にある古城に向かう乗客がまず下車する。同室の夫妻も降りていった。
 発車すると、まもなくUnkelを通過、この先でまもなく一時停止する。止まった場所はちょうど昨年友人と撮影に来た場所である。全く同じ場所で数人の鉄道ファンが撮影している。

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 程なくして発車すると、左側からKasbachtalbahnと呼ばれる路線が合流してくる。ここは金曜から日曜日までしか運行されない観光路線、車両には古いレールバスSchienenbusを用いている。その終着駅であるLinz (Rhein)の手前ではちょうどSchienenbusを追い抜く。まるで1960年代のようなシーンである。



 ライン川沿いに列車は相変わらず90km/h程で走り、Neuwindの先で分岐してライン川を渡って、ライン川左岸線に合流、まもなくKoblenz-Lützelに着く。ここはドイツ鉄道の博物館DB Museum Koblenzに近く、大半の乗客はここからバスで博物館に向かう。私達も博物館に向かう予定として申し込んであったが、3時間半も鉄道博物館というのも妻に悪いので予定を変更し、まずは街を見ることにした。車内で回ってきた係員にそのことを話したら、それならKoblenz-Stadtmitteで降りてね、とのことであった。

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 列車はモーゼル川をゆっくり渡り、Koblenz-Stadtmitteに到着する。ここでもかなりの乗客が降りる。我々も下車し、01 150の発車を見送る。残った乗客は次のHbfからKoblenz市内ツアーの参加するのであろう。そして、Koblenz Hbfがこの列車の往路の終点であり、01 150はそこからHaunauへと回送される。

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 Koblenzは晴れて気持ちの良い天気である。休日を楽しむ人々で賑やかな中、旧市街を散歩しながら歩く。20分程で教会Basilika Sankt Kastorではテレマンの受難曲のリハーサルが行われていて、しばらく聴いて過ごした。

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 隣のBlumenhofで美しく咲く花々を眺めた後、ドイツの父なる川ラインの母なる川Moselが合流するDeutsches Eckへ。ここでは大規模な布地のマーケットが開かれており、多くの人々が訪れていた。妻はすっかりKoblenzの町の雰囲気が気に入ったようだ、

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 暑いくらいなのでアイスクリームを食べて一休憩し、タクシーを呼んで、今度こそDB Museum Koblenzへ向かう。博物館までは10分程、15時前に着く。
 DB Museum Koblenzは主に電気機関車やディーゼル機関車が集められており、特にEp. IVの機関車のコレクションが充実している。といっても、車庫内に収められた車両はごくわずかで、大半は屋外展示である。車両が無造作に置かれたヤードをそのまま博物館として展示しているイメージで、妻曰く、緩い雰囲気で、人もそんなに多くないし落ち着くね、とのことであった。2016年12月に定期運用を終え、3月30日にMünchenからStuttgartまでICを牽引し、そこから回送されたばかりの103 113も博物館の一角に展示されていた。今後も動態保存されたら嬉しいのであるが。

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 広大な博物館に展示されている車両たちを撮影して回ると16時前となった。SL列車の参加者の多くは博物館の展示の見学に満足したようで、食堂車を利用して開かれているカフェで一杯やったり、ベンチで日光浴をして過ごしている。妻はというとベンチで休んでいると思いきや、四つ葉のクローバーを3つ見つけてご満悦、あとはトカゲに話しかけて遊んでいた。

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 残った時間を線路際で撮影していると、迎えのバスが来た。SL列車の乗客でDB Museum見学者には、迎えのバスに乗車する際に使えるように簡単な証明書が配られていたが、特に誰もチェックするわけでもなく、バスに乗車する。発車時間が16時半と案内されていることもあり、バスは16時半までは待つ。といっても係員は全員が乗ったか確認するわけでもなく、おしゃべりに夢中。16時半を過ぎたところで、乗客から時間だよ、と声がかかり、ようやくバスは発車。いかにも緩いツアーであるが、この雰囲気が良い。
 Koblenz-Lützel駅には10分程で到着、ここで列車の到着を待つが、その間にも列車が通過すると、私を含めて何人かの鉄道ファンがカメラを向けるのはご愛敬。ちなみに、そんな夫に呆れた中年婦人と私の妻が笑い合ったそうで、この構図は日本もドイツも変わらないようだ。

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 17時過ぎ、SBB Re 4/4 Iに牽引された列車が入線してくる。機関車は現在はCentralbahn AGに所有されており、このような特別列車に用いられている。01 150程ではないが、こちらも人気である。
列車はモーゼル川をKoblenz Hbfに立ち寄った後、ライン川を渡り、右岸を北上していく。先程立ち寄ったDeutsche Eckeを対岸からもみることできた。小腹が空いたので、ソーセージとポテトサラダでビールを一杯。

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 Kӧnigswinterに停車し、先程の夫妻がコンパートメントに乗ってきて、やはりソーセージとビールで腹ごなしをしている。配布されたアンケートに記入し、さらに本日の模様を記録したDVDを注文していると、もうKӧln郊外である。18時40分、列車はKӧln Hbfに到着する。我々はDuisburgまでは乗車できるが、同室に夫妻に別れを告げ、ここで下車することにする。Re 4/4 Iの前にも乗客が集まり、なかなかの人気である。

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 書店に立ち寄った後、19時10分発EC 6に乗車する。こちらも客車はSBB、今日はある意味ではSBBに縁がある一日である。Düsseldorfへは20分程、夕食に美味しい中華料理を食べ、楽しい一日を終えたのであった。

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