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12月31日 Lübeck → Kiel → Rendsburg [ドイツ・スイス鉄道旅行 2011-12]

 Lübeck Hbfに戻り、トイレを済ませた後、6番線ホームに行くと、これから乗車するKiel HbfのRB 21660が発車を待っていた。車両は648形気動車 (Alstom製LINT41)である。今回はこの648形に乗車することも大きな目的の一つである。民営化後、DBはBombardier製Talent (643/644形)、Siemsens 製Desiro (642形)、そしてこのAlstom製LINTといった気動車を大量導入し、老朽化した客車列車を置き換えた。これらの新型気動車のデザインはいずれも斬新なアイデアに満ち溢れており、非常に魅力的に感じられ、私にとってはこれらに乗車するのはドイツ鉄道旅行の際の大きな楽しみになっているのであるが、648形にはこれまで縁がなかった。メルクリンやフライシュマンが模型化しているこの648形に乗車するため、648形の運用を調べて旅程に組み込んだのである。
 648形は正面こそおとなしい顔つきであるが、側面は大きな客室窓が印象的な大胆なデザインである。

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 まずは車内を見て回る。2車体連接構造のそれぞれの車体中央部に側扉が設けられ、側扉間が低床構造、両端はステップ1段分高い構造構造で、低床部分には車椅子対応トイレが設けられており、また一部の座席が折りたたみ式で、自転車などにも対応している。荷物棚が設けられているのも便利である。座席は基本的には2+2列の固定式クロスシートとなっており、先頭直後の8席のみ1等席、他は2等席である。1等席は透明な扉で仕切られており、座席がモケットではなく革張りとされ、高級感がある。 2等席はDB Regio標準の青地のモケットのシートで、明るい雰囲気である。木製の肘掛が良いアクセントとなっている。折り畳み椅子も多いが、これは自転車をを持ち込む乗客への配慮だろう。

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 まもなく定刻の10時28分になり、列車はエンジン音を響かせてLübeck Hbfを出発する。車内は空いている。ローカル線の風情を味わいたいので、1等席ではなく、そのすぐ後ろの2等席に座る。

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 複線電化区間を4.7km走ったSchwartau Waldhalle付近で、Lübeck近郊のリゾート地であるTravemündeに向かう路線が右に分岐していくと非電化区間となる。

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 まもなくBaf Schwartauに停車する。Bad Schwartauを出発すると、まもなくPuttgarden・Koebenhaven方面との路線とも別れ、列車は森の中を北へと向かう。既に単線区間となっているが、軌道の規格は決して悪くないようで、ロングレールとなっており、100km/h以上のスピードで快走する。このあたりは日本のローカル線の感覚とは異なる。
車窓からは人家が時々現れる以外は針葉樹林が続く。どこか寂しげな、冬の北ドイツらしい風景である。

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 ノートPCを取り出して、メールの整理や、これまで撮り貯めた写真の整理などを行なっているうちに、列車はPandorfに到着する。到着直前、後方に座っていた老婆が片言の英語で、「パソコンにカメラに、便利なものを持ってますね、素晴らしい。」と言って降りていった。こういう出来事も、ローカル線の旅の楽しみかもしれない。
 PansdorfでLübeckに向かうREと交換する。648形を2編成併結した4両編成である。Pansdorfを出発すると、再びエンジン音を響かせ、100km/h以上で走る。駅の間隔は10km前後もあり、最高120km/hの648形の走りっぷりを堪能できる。高速走行時でも揺れは少なく、安定感がある。
 Pöinitzを経て、Eutinには10時58分に到着する。Lübeckからの33kmを30分で走破したことになる。ここで、Lübeck行のRBと交換する。

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 Eutinを出発すると、次のBad Malante-Gremsmühkenまでの5kmは複線区間となり、北西へと進んでいく。Bad Malante-GremsmühkenもEutinと同様のプラットホームは簡素な造りであるが、そのまま駅前広場に連なっており、バス停もホームの真横に整備され、接続は大変便利である。ローカル線でも公共交通サービスが一体化されている点は興味深い。

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 Bad Malante-Gremsmühkenからは真西に向かう。Dieksee、Behler See、Schöhseeと小さな湖に沿って走るためやや曲線が多いが、100km/h程度のスピードは維持している。Schleswig-Holstein州最大の湖であるGroßer Plöner Seeが左に現れると、まもなくPlönに到着する。ここは湖観光の拠点であり、駅前には観光客向けの施設が並んでおり、後者客も多い。しかし冬の今はオフシーズンということだろう、どこか寂しげな雰囲気である。ここで、Lübeck行のREと交換する。

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 11時14分にPlönを出発、しばらくはGroßer Plöner Seeに沿って走る。湖の脇の小道を散歩する人の姿も見られる、なかなか気持ち良さそうだ。この路線は特別景勝路線でもないので、車窓風景にはそれほど期待していなかったが、静かな冬の湖の光景を楽しめて、非常に満足である。

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 ここで1等席に移る。シートは革張りとなってはいるが、他は2等と変わらないようである。

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 Großer Plöner Seeと離れると、Aschebergである。ここからは針路を西から北へと変える。右にLanker Seeをかすめ、11時29分にPreetzにと到着する。ここでLübeck行のREと交換する。Kielが近づいたためか、これまでの駅に比べれば住宅や商店が多く、なかなか賑やかで、乗車も多い。

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 11時34分に発車、次のRaindorfはKielの都市圏といった趣きとなる。

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 次のKiel- Elmschenhagenには11時44分に到着する。ここでLübeck行のREとの交換ため、5分ほど停車するので、ホームに出て撮影する。

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 Kiel- Elmschenhagenを11時49分に発車すると、まもなくHamburg・Neumünsterからの路線と合流する。向こうはICEも走る複線電化路線である。

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 ヤードの脇を通って、11時55分定刻にKiel Hbfの1番線ホームに到着。Lübeckから80.7km、約1時間半の楽しい旅が終わった。

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 ここからはRendsburgに向かう。12時01分発のHusum行RB 15914は既に5番線ホームで発車を待っていた。こちらも648形の2両編成である。Kiel駅手前の周辺には648形が何編成も停車しており、まさにこの地域の顔ともいえる存在感を放っている。

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 接続時間は6分しかないが、前のRBが定刻通り走ってくれたので、無事に乗り換えることができた。今日はHambrgから元MET用車両を使ったICEでBerlinに戻る予定であり、19時からのコンサートのチケットも取っており、この乗り換えができないと、Rendsburgへ行くのは断念してHamburgに戻らざるを得ないのであった。
 車内に入ると、なかなかの乗車率で、特に2等は大半の席が埋まっており、1等に腰を落ち着ける。定刻に発車した列車はヤードの脇を右に大きくカーブし、北に向かう。さらにKiel-Hassee Citti-Park付近で左に大きくカーブしてFlensburg方面の路線と分かれ、西へと進路を変える。この路線も単線非電化のローカル線である。ほぼ全線にわたってアウトバーン210号線に沿って走るが、疾走する車に負けないスピードで快走している。

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 Kielからの13.9kmをノンストップで走り抜け、12時11分にFeldeに到着する。Feldeを出発すると、力強く加速していく。



 Kiel- Lübeck間も同様であるが、この区間は廃駅が多い。利用客の少ない駅を廃止し、スピードアップを図って、ローカル線の生き残りにつなげる、ということなのであろう。
 減速し右に急カーブを切ると、まもなくNeumünsterからの路線が左に現れる。あちらは電化複線である。最徐行で合流する。ここからはいよいよ、この路線のハイライトであるRendsburger Hochbrücke、Rensburg大鉄橋を越える。今回わざわざRendsburgまで足を伸ばしたのもこの鉄橋が目的である。
 Rendsburger Hochbrückeは1911年から1913年にかけて建設された。北海とバルト海を結ぶ国際運河であるキール運河を超えるため、大型船舶の航行を邪魔しないよう、高さ68mに達する。この高さを稼ぐため、運河を超えた後、Rendsburgの町を1周し、Rendsburgの駅に到着するというループ線構造となっている。鉄橋部分は2486m、その前後の盛土構造の斜路を合わせると全長7.5kmに達する壮大な規模を誇り、産業遺産としても重要な存在である。
 鉄橋は工事中で一部区間は単線で運用されている。そのためか、一旦停止した後、上り勾配に入っていく。どんよりと曇っているのは残念だが、鉄橋からの雄大な景色を堪能し、高度を下げながらループ線を通って、定刻の12時32分にRendsburgに到着する。



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 Rendsburgのホームからは鉄橋が間近に見える。

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 駅舎はこじんまりとしており、大晦日ということでDBの窓口は短縮営業で既に閉まっており、売店だけが営業していたので、お土産用に絵葉書を購入する。殆どの絵葉書に鉄橋の写真が載っており、Rendsburgのランドマークであることが分かる。

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 ホームに戻ると、乗車予定の12時50分発Hamburg行RE “Schleswig-Holstein-Express”のRE 21071は5分遅れとのこと。まあ、Hamburg HbfでのICEへの接続時間は40分以上あるので、これなら余裕・・・・のはずだった・・・・5分遅れのままならば・・・・。

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12月31日 Berlin → Hamburg → Lübeck [ドイツ・スイス鉄道旅行 2011-12]

 大晦日、4時半に起床。広くて快適な部屋でぐっすりとは眠れたが、寝不足である。シャワーを浴びて目を覚まし、5時15分にホテルをチェックアウトする。前日にフロントに頼んでおいたので、ホテル前に既にタクシーが待機している。タクシーに乗り込み、中央駅まで、というと運転手はがっかりした様子だった。どうやら空港まで、と思っていたらしい。中央駅には10分もかからず到着、チップを多めにしておく。まだ5時半、駅構内はまだ閑散としている。

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 コインロッカーにスーツケースを預け身軽になったところで、地下ホームへ。Rathenow行のREが停車しているが、乗客もまばらである。

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牽引は112形である。

 5時50分、Berlin Südkruz発Hamburg-Altona行のICE 1518が8番線に入線してきた。ICE-Tの7両編成 (411形Tz 1119 “Meißen”)である。

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 早朝だけあって車内はガラガラである。まだ外は真っ暗なので、ラウンジ席の前のガラスはスモーク状態、前面展望はのぞめない。2等車側から乗車したが、朝食がまだなので、私はBordRestaurantへとスーツケースを転がしながら移動する。

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 列車は5時54分に発車、トンネルを出て西へ方角を変え、Berlin-Spandauへ向かう。BordRestaurantも他に乗客はなく、2人用テーブルに腰を下ろす。朝食メニューは昨日のICE 3と同じであるが、それも面白くない。そこで、他の通常メニューも頼めないか尋ねたところ、全て大丈夫とのこと。せっかくなので、朝には重いが、Kasseler mit Chilli-Rahmkraut und Petersilien-Kartffeln (Smoked pork bbafe in chilli andcream, parsley potatoes)、ミニサラダを注文。飲み物は・・・・朝からゼクトやビールを飲んだという武勇伝を散々聞いてはいたが、大人しくオレンジジュースにしておく。列車はBerlin-Sapandauに停車した後、最高230km/hの改良新線区間に入り、北西へと向かう。 
 10分ほどで料理が揃う。キャベツはあまり経験したことのない表現しがたいう味であったが、メインのポークはなかなかのもの。それにしても、このボリュームである、早朝の食事としては胃にもたれるが、この後しばらく食事するチャンスはないので、良しとしよう。最後にコーヒーで締める。

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 満足して会計を済ませ、1等車へ移動する。1等車はガラガラで他に乗客は一組だけだった。セミコンパートメントに腰を下ろす。

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 まもなく列車はWittenbergeに到着する。ここはMagdeburg・Stendalからの路線と合流する駅で、反対側のホームには425形が停車している。
 6時44分にWittenbergeを出発すると列車は一度針路を北に向け、Karstädtの先で再び北西へ向かい、Wittenbergeから15分程でLudwigslustに到着する。大半のICEはBerlin-SpandauとHamburg Hbfの間はノンストップで走り抜けるが、一部のICEやICはこのようにこまめに停車するのである。
 LudwidglustはSchwerin方面との路線が分岐する駅だが、1等車については全く乗客が増減がないままである。7時01分にLudwigslustを発車する。外は相変わらず暗いままで何も見えないので、ノートPCを取り出し、写真の整理やメールの確認をする。ICEの1等車は2席に1席は電源が準備されているので便利である。
Büchenの先からは最高200km/h区間となる。AumühleからはS-Bahn Hamburgと並走する。列車が減速する頃、ドイツ語と英語の車内放送が入る。慌てて荷物を整理すると、もう列車はHamburg Hbfに到着していた、7時45分定刻である。

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 この時間でも、まだ日の出には間があり、暗い。特にすることもないので、構内で撮影をして過ごすことにする。Hamburg Hbfでは長いホームの前後に別の列車を発着させてるところをよく目にする。限られたホームの使い方としては効率的であるし、同一ホームでの乗り換えが可能なので、乗客にもメリットがある。なかなかよく考えているものである。

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BerlinやHaburgではよく見かける。112形。

 注目は120形である。現在までに8両の120形DB Regioに移籍し、120.2形に改番の上、RE “Hansa-Express” (Hamburg – Rostock - Stralsund)に使用されているのである。

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 Hamburg Hbfで目立つ存在といえば、Metronomである。

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146形牽引のUelzen行。

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Cuxhaven行は246形が牽引する。こちらは最新のディーゼル機関車である。
 
 しばらく撮影を楽しんだ後、Hauptbahnhof SüdからU-Bahn U3に乗車する。

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 トンネルを出ると、そろそろ日の出ということで、外はかなり明るくなっていた。所要6分、Baumwallで下車する。運河を渡る、正面は建設中のフィルハーモニーのようだ、。

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 倉庫街を5分程歩いて、最初の目的地であるMiniatur Wunderlandに到着する。8時半の営業開始直後ということもあり、チケットを買うのに数分並んだだけで、中は空いている、まずは新しくオープンしたばかりの空港レイアウトへ。
これはもう圧倒されたとしか言いようがない。旅客機の離発着は言うに及ばず、空港内のトラフィックの再現ぶりには圧倒されるが、それと共にターミナルビルや駐車場なども実に実感的である。ただし、旅客機はA380やA340、B747などが実物通りの印象だったのに対し、B777などはかなり印象が異なったように思う。
 空港の主役は何といっても、LufthansaのA380であろう。Luthansaでの実機デビュー前にはここで実際のパイロットが出席してセレモニーも行われたのである。そして夜景もまた印象的、心憎い演出には感服する他ない。

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 時間はないが、空港以外のところも少しは見たい。どのレイアウトも見応えがあるが、個人的にはHamburgやドイツをテーマにしたレイアウトはやはり最も完成度が高いと思う。

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 空港レイアウトに戻ると、いつの間にかANAのB787が到着していた。

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UPSのMD11の離陸

 最後に立体的なスケール感に富むスイスのレイアウトを眺める。

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 まだゆっくりしたかったが、時間がない、売店で絵葉書や雑誌をお土産用に購入し、滞在時間30分弱でMiWuLaを出て、早足でBaumwallの駅へと戻る。

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 再びU-Bahnに揺られ、Hamburg Hbfへ戻ったら9時15分だった。5番線ホームに行くと、既にKoebenhaven H行のICE 33が入線していた。ICE-TDの605形4両編成 (Tz 5510 “Wehrheim (Taunus)”)である。ICE-TDはこれが初乗車、どうしても乗車したくて、今回の旅程に組み込んだのである。

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 DBのサイトでこの列車の予約を取ろうと試みたが、結局予約不可とのことで、立席覚悟であったが、車内に入ると全ての座席の予約表示”Last Minute”と表示されており、どうやら予約自体を何らかの理由で受け付けていなかった様子である。2等車はほぼ満席、1等車もかなりの座席が埋まっていたが、無事に1人席を確保することができた。
 ディーゼルエンジンを起動すると、車体がブルブルと震える。これは他のICEにはない感触である。9時28分定刻、エンジン音が高なり、ゆっくりとHamburg Hbfを離れる。南に向かって発車するとすぐに大きく左にカーブし、北東へと進路を向ける。

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 まずは助走区間でスピードはなかなか上がらないが、Hamburg Hasselbrookで並走していたS-Bahnが離れるといよいとスピードに乗る。といっても、この区間は最高140km/hである。振子装置は使用していないとはいえ、最高200km/hの性能を有するICE-TDはパワーを持て余しているかもしれない。外は所々霧が出ている、静かな田園風景を車窓から楽しむ。ディーゼル音ははっきりと響いてくつものの思った程うるさくはなく、乗り心地は上々である。Ahrensburgでは待避していたREを抜く。

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 検札を終えた車窓がクーポンを配っている、1等車の乗客はBordBistroで飲み物とスナックのサービスを受けられるのである。乗客の一人が車掌にインターネットは使えないのか、と質問している。車掌は「分からないけど、BordBistroなら使えるんじゃないか。」といい加減な返事。実際には、この列車ではインターネットサービスは行われていないのだが。

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 Bad Oldesloeを通過すると、進路を東へと変える。BordBistroに行くと、クロワッサンを渡された、飲み物は好きなものを選らるので、水をもらう。

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 クロワッサンを慌ただしく胃に収めるとまもなく列車は減速、保存客車や648形などが停車しているヤードの脇を通り、10時04分定刻にLübeck Hbfに到着する。

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 ICE 33の発車を見送る。



 ここからローカル線の旅を楽しむ予定だが、その前に世界遺産の街Lübeckをプチ観光することにしよう。といっても乗車する列車の発車までは20分あまりしかない。駅を出て早足で5分程、正面に街の象徴で、ビールの名にもなっているホルステン門が見えてきた。

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 築造当初から傾いていたという門を遠目に眺め、観光終了。慌ただしくLübeck Hbfへ戻る。

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12月30日 Köln → Essen → Berlin [ドイツ・スイス鉄道旅行 2011-12]

 まもなく、Köln Hbfのヤードから103形が姿を現し、ゆっくりと近づいてきた。金曜のみ運行されるIC 2410 (Köln Hbf – Flensburg Hbf)である。2月も乗車したので、10ヶ月ぶりの乗車ということはある。前回は103 184が牽引していたが、今回は103 235である。

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 103 235はDBマークが鋳物製の重厚なものでバッファーカバーが残っており、よりオリジナルの形態に近いので、何となく嬉しくなる。なお、DBは現在103 113も再整備中で、このIC 2410や兄弟列車のIC 2417 (Flensburg Hbf - Köln Hbf、日曜運行 )、さらにTEEの列車名で運行されるツアー列車などに用いられる予定である。
 103形に続く客車は元IR用の Aimが3両、Bimが2両、Bm 235が2両、WRmh 132.1、最後尾がAvmz 111である。Aim・Bim・Bmは2等車扱い、Avmzは1等車扱いとされている、Bimは残念ながら真っ赤な現行のVerkehrsrot塗装であるが、Bm 235とAimはいわゆるタルキス塗装、WRmhとAvmzはTEE塗装となっている。2月に乗った時は供食サービス用には”ClubRheingold”に使われたWGmz 854が連結されていたが、今回は本格的な食堂車であるWRmh 132.1が連結されている。側面の誇らしげなTEEロゴがまぶしい。

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 最後尾の1等車Avmzに乗車する。1等車は比較的空いているが、私が予約したコンパートメントは幼児を連れた家族連れに占拠されており、誰も座っていないコンパートエントに腰を下ろす。濃緑の上品な座席はクッションも非常に効いて、いつもながらの素晴らしい座り心地である。

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 13時02分にKöln Hbfを静かに発車、ライン河鉄橋をゆっくりと超え、Köln Messe/Deutzを通過する。複雑な立体交差を経てMülheimを通過するとスピードが上がる。この区間は最高200km/h、保存機とはいえ103形の高速走行は昔と変わっていない。客車も揺れが少なく快適である。
 Leverkusen Mitteを通過すると車窓風景にはしばらく田園が続くが、再び住宅地に入ると列車は減速、まもなく13時23分にDüsseldorf Hbfに到着する。

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 Düsseldorf Hbfでは乗車も多く、かなりの座席は埋まったようである。13時27分に発車、列車は再び加速していく。103形の衰えを知らない力強い走りを堪能する。



 再び減速し、Duisburg Hbfには13時40分に到着する。

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 ここでもある程度の乗車がある。13時42分に発車すると、Oberhausen方面への路線と別れ、列車は東へと針路を帰る。ここで私は荷物を整理して、前方へと向かう。
 昼食にはやや遅い時間であるが、隣の食堂車はほぼ満席、ビールやコーヒーを飲んでいるだけの人も多いようだ。その先の2等席はほぼ満席である。Bm 235の通路はなかなか味わいがある。せっかくなのでBm 235にもちょっと腰を下ろしたい気がしたが、この混雑ではそれは難しい。

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 通路にスーツケースが置かれていたりして移動に苦労したが、何とか最前部へ。目の前で躍動する103形の姿を楽しみ、hikariさんを真似て動画も撮影する。

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 もう一人鉄道ファンがやって来たかと思うと、私と同様に撮影している。鉄道ファンの行動は、国が違ってもそれ程変わらないようだ
 13時53分、Essen Hbfの4番線に到着、このままIC 2410の旅を続けたいところだが、他の予定もあるので残念ながらここで下車する。

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 Kölnから50分あまり、REでもICとそれ程変わらない時間で来られるが、私だけでなく何人かの乗客が下車していく。機関車の前では、数人の鉄道ファンが撮影に勤しんでいるおり、その中に加わる。何となく順番を譲り合うので、特に混乱はないのは、日本との大きな違いであろう。
 Bremen・Hamburg経由でデンマークとの国境を接するFlensburgへと長旅を続けるIC2410を見送る。



 続けて、6番線にStuttgart Hbf発Hamburg Altona行のIC 2218が到着、 制御客車が先頭に立ち、後ろから101 028が押している。

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 IC 2218がIC 2410を追うように発車していくと、次にStuttgart Hbf発Berlin Südkreuz行のIC 1922が120 120に牽引されて4番線に到着する。私もこれからBerlinに向かうのでこのICに乗車しても良いのだが、後続のICEの方が早く到着するため、この列車は見送る。

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 さらにBasel SBBからのICE 1008が6番線に到着。次々と長距離列車が発着する様子は壮観である。

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 まだ14時過ぎなのに日は傾き、夕暮れの雰囲気である。4番線には425形によるMönchengladbach発Hamm行のRE、さらに2番線にはMünster発Düsseldorf行のREと近郊列車も次々と到着する。

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 ここで構内放送が入り、乗車予定のICE 941について何か言っている。発着案内を見に行くと20分遅れとのこと。まあ、これくらいの列車の遅延は折込済みである。

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 昼食を食べていないので、コンコースへ下りてサンドイッチとソーセージを購入。ニシンやマスの酢漬けを挟んだサンドイッチは私の好物である。

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 ホームに戻って撮影を続ける。Essen HbfのS-Bahnは422形が中心である。

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 雨がやみ、晴れ間も見えて気持ちが良い。

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 14時40分、20分遅れでDüsseldorf Hbf発Berlin Ostbahnhof行のICE 941がようやく入線してきた。ICE 2 (Tz 223 “Schwerin”)で、先頭は制御客車、中間車6両が続き、最後に動力車の402形が連結されている。

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 ICE 2にはコンパートメントは設定されておらず、開放式客室のみである。1等車は1+2列、2等車は2+2列で座席は配置されており、私はガラガラの1等席に腰を下ろした。ICE 2は現在改装工事が進んでいるが、この編成はまだ改装されていないオリジナルの仕様である。

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 慌ただしく発車した列車は東へと向かう。ICE 2の台車の基本仕様はICE 3と同じで揺れは少ない。動力分散式のICE 3に比べモーター音がしない分、ICE 2は静かで、滑らかに走る印象がある。
 ルール地方はヨーロッパ有数の人口密集地帯であり、ドイツでは珍しく車窓から殆ど家並みが途切れない。中都市が林立するこの地方らしく、Bochum Hbf、Dortmund Hbfとこまめに停車する。ルール地方の鉄道路線は複雑怪奇、各都市を結ぶ路線が入り組んでおり、ターミナル駅周辺は様々な路線が分岐する。駅に着く度に乗車があり、車内の座席が埋まっていく。

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 Dortmundといえば、サッカークラブBorrussia Dortmundで有名。1997年にはヨーロッパ・チャンピオンズリーグも制した名門である。そして、Dortmundはドイツ一のビール生産量を誇る。ドイツビールといえば、Münchenではなくルール地方と思うのは私だけであろうか。
 Dortmundを出発すると、列車は軽やかに160km/hで飛ばす。駅の停車時間も縮めて回復運転に勤めているためか、遅れも少しずつ取り戻しているようだ。少なくとも遅れが遅れを呼んで、列車がどんどん遅れていないだけでも一安心である。気分転換に席を立ち、BordRestaurantの売店でペットボトルの水を購入する。
 Hammの構内に入り、ホームに差し掛かったところで一旦停止。続いて再徐行で進み、しばらくすると軽い衝撃が伝わってきて、停止する。実はこの駅で前方にKöln Hbfを発車しWuppertal・Hagenを経由してきたICE 951が連結されるのである。ICE 1に比べて短編成で併結可能なICE 2の特徴を活かした柔軟な運用である。

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 Hammを定刻より13分遅れの15時24分に発車する。ここからは複々線となり、200km/h走行が可能な区間となる。Neubeckumで待避中のREを追い越す。日はさらに傾き、もう夕暮れである。ここで車掌が飲み物の注文を取りに来たので、白ワインオーダー。ラインヘッセンのWeissburgunder 2010年のミニボトルで7,40 EUR。

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 Rhede-Wiedenbrückでも待避中のNordWestBahnのBombaridier製気動車TALENTを追い抜く。Gütersloh Hbfを通過すると程なくして200km/h走行区間は終わり、ややスピードが落ちる。レールバス798形の廃車体が置かれているBrackwedeを通過するとまもなくBielefeld Hbfに到着する。ここにもNordWestBahnのTALENTが待避中である。

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 Bielefeld Hbfを出発すると、何故か複々線の貨物線側を走る。工事でもしているのかと思ったが、その様子はない。反対方向へ向かうREは通常の旅客線を走行しているし、結局分からず仕舞いであった。

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 Herfordを通過する。Herfordには地元のオーケストラに務める母の旧友が住んでおり、私も2005年に訪ねた。

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 Herfordから列車は針路を北東から真北へ変え、旅客線へ戻る。続いてOsnabrückeからの路線が合流するLöhneで右にカーブし、今度は東へ向かう。日が暮れ、いよいよ暗くなってきた。
 減速し、大きく右へカーブしながらMindenを通過する。Mindenは路線が街の外周を大きく回り込んでいるのである。ただし、これは高速化の支障になりそうだ。 MindenはDBの技術センターがある。日本でも知られるミンデン式台車もこの街の名前が由来である。ここはHannover S-BahnのS1の起点でもある。

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 Bückenburgで111形牽引のREを抜くと、再び200km/h走行区間となり、Hasteまではほぼ直線が続き、快走する。WunstorfでBremenからの路線が合流すると複々線区間となり、再び200kmhでラストスパート、Mittellandlkanal ミッテルランド運河を渡ると右にSeelze Rbfの貨物ターミナルが広がる。壮大な規模である。貨物線が右に分岐すると、今度は左からHamburg方面からの路線が合流すると減速し、Hannover Hbfに到着する。定刻より12分遅れの16時40分である。
 Hannover Hbfでは乗車が多く、1等車の座席も殆どが埋まった。Hannover Hbfを出発するとGöttingen方面の路線が南へと分岐していき、こちらは東へ針路をとる。CelleやHildesheimからのロエンのジャンクションでありLehrteを通過すると、200km/h走行区間となる。外はもう真っ暗で何も見えないので、早めの夕食を摂りにBordRestaurantへ行く。
 BordRestaurantのレストラン部分はテーブルが全て埋まっている、相席なら座れそうだが、立席のビストロは誰もいないので、こちらで済ませることにする。

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 まずは生ビール(大)、そしてオーガニックメニューのペンネ・マッシュルームクリームソースを注文する。調理時間は5分ほど、厨房を覗いたら電子レンジ調理であったが、パルメザンチーズをたっぷりかけて食べると案外美味しい。

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 Braunschweigからの路線が合流するとまもなくフォルクスワーゲンの企業城下町Wolfsburg Hbfに到着する。Hannoverからは30分程である。駅前にフォルクスワーゲン・マークの大きな看板が立っている。

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 Wolfsburg Hbfを発車すると、Oebisfeldeから高速新線区間に入り、最高250km/h走行区間となる。複線の高速新線に非電化単線が並行する配線であるが、非電化路線を走る列車は結局見かけなかった。StendalではWittenbergeとMagdeburgを結む路線と交差するが、ICEは市街地を迂回して高速を維持したまま走る。
 250km/hでも静かで安定した乗り心地である。早朝から活動した上、ビールの影響もあってか、いつの間にか寝ていた。気がついたら、列車はもう148kmの高速新線をBerlin- Spandauに到着していた。Berlin-SpandauはHamburg方面の路線と合流するBerlinの西の拠点駅であり、ここからS-Bahnも運転されている。
 Berlin-Spandauを出発すると一旦南東へ向かい、WestkreuzからS-Bahnと並行して、BerlinのStadtbahn区間に入る。S-Bahnと並行する高架区間である。急カーブが連続し、スピードが上がらない。旧ターミナルで、1日数本ながら長距離列車の発着が復活したBerlin Zoologischer Gartenを通過すると、まもなく18時11分Berlin Hbfに到着する。いつの間にか定刻より4分遅れまで回復していた。

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 終点Berlin Ostbahnhofへ向かうICE 941を見送った後、賑わうBerlin Hbfを地下まで移動する。綺麗にライトアップされたモミの木が飾られ、クリスマス気分を盛り上げている。

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 地下ホームからは18時32分発RE3系統Elsterwerda行RE 18355に乗車する。元DRの客車にはこれが初乗車であるが、デッキに立ったままで3分、次のBerlin Potsdamer Platzで下車する。

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 地下ホームから地上に上がると、広場では仮設店舗が並び、飲食物やクリスマスグッズなどを販売していて、なかなかの賑わいである。

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 今日の宿、Hotel Altberlin am Potsdamer Platzまでは、ソニーセンターやフィルハーモニーといった名所をかすめて歩いて15分。寒く暗い道をスーツケースを引いて歩くのは少々骨が折れる。 ようやく到着したホテルは鍵がかかっており、鍵の解除方法が分からず一苦労。フロントマンが出てきてくれて、ようやくチェックインできた。もう19時を過ぎている。ホテルの建物は古く、色々な表示類や室内の調度も重厚で伝統を感じさせるが、部屋自体は広くなかなかきれいだった。
 スーツケースを置いて、再び街に出る。年末のベルリンといえば、何といってもベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のジルベスターコンサートである。ジルベスター・コンサートは12月29・30・31日の3日間同じプログラムで行われるが。幸いにも、ベルリン・フィルのホームページから今夜20時開演のコンサートのチケットを購入することができたのである。
 途中、小さな雑貨店で寝酒用のビールを確保、売れ残りのパンを持っていかないかと言われたが、それは断った。フィルハーモニーへは10分ほどで到着する。

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 ロビーに入ると、既に多くの人が開演前のひと時を楽しんでいた。ここに来るのは4年ぶり3回目であるが、今回は新年のお祝いのためライトアップされている。私は正面左側、前から5列目。ホームページから買った時点でS席 (182 EUR)しかなく、結果的に良席になった。

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 時間になり、オーケストラ、続いて音楽監督のサイモン・ラトルが登場、ドヴォルザークのスラブ舞曲第1番で開演する。続くグリーグの交響的舞曲第2番は初めて聴いたが、忘がたい程の美しさ。前半のメインはグリーグのピアノ協奏曲イ短調である。ソリストはエフギニー・キーシンには盛大な拍手が送られていた。
 休憩時間にグラスワインを1杯。後半はラヴェル「道化師の朝の歌」、そしてR・シュトラウスの楽劇《サロメ》から「7つのヴェールの踊り」。精密なオーケストレーションは聴き惚れるばかりである。ストラヴィンスキー《火の鳥》(後半の抜粋)、ブラームスのハンガリー舞曲第1番と続き、サイモン・ラトルがマイクを持って新年の挨拶。最後にアンコールでドヴォルザークのスラブ舞曲集 第7番が演奏され、終演は22時であった。実はこのコンサートを予定に入れると旅程にかなり制約が生じるため、当初は予定から外すことも考えていたのだが、やはり来て良かった。
ショップでお土産を少し購入した後、外へ出る。ライトアップされたフィルハーモニーはまことに美しい。

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 ポツダム広場の中心に位置するソニーセンターも非常に賑わっている。中心には巨大な光のモミの木がそびえる。

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 小腹が空いたので、ここでビール片手に何かを食べることも考えたが、どの店も混んでいる様子だし面倒にも思い、Hbfで何か買ってホテルで食べることにする。
 S-Bahnに乗車し2駅目のFriedrich Strasseで地下ホームから高架ホームに乗り換えれば、もうBerlin Hbfである。

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 ここでサンドイッチを購入する共に、明日に備えコインロッカーの位置を確認する。さすがに疲れたので、ホテルへはタクシーを利用する。10分程でホテルに到着すると、教えてもらったはずなのに結局ドアをうまく開けられず一苦労。何とか入れてもらい、本日の余韻を楽しみながらビールを味わい寝たのであった。

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