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TEE Rheingold-Flügelzug mit BR 112 (Märklin 26983) [鉄道模型 Maerklin]

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 1980年代の西ドイツを代表する列車といえばTEE „Rheingold“ (Amsterdam CS – Basel SBB)であろう。2等車連結によりTEEが次々と格下げされる中、1983年5月より“Rheingold“にはTEE塗装にオレンジ色帯が追加された専用客車が用いられるようになり、さらに夏ダイヤでは一部客車はMannheim Hbfで分割され、Heidelberg・Stuttgart経由でMünchen Hbfまで運転された。1985年夏ダイヤからは分割駅がMainz Hbfに変更され、Stuttgart Hbf・Ulm Hbf経由に変更になると共に、夏ダイヤのみMünchen HbfからSalzburg Hbfへ延長運転されるようになった。
 分割編成には供食設備としてApmh 121を改造したクラブカー (WGmh 854)が"Club Rhiengold"が連結された。分割編成の牽引は1983年当初は110形・111形・112形が担当したが、1985年夏ダイヤより103形の牽引となった。ただし、1985年と1986年に延長運転されたMünchen Hbf – Salzburg Hbfについては112形が用いられた。しかし、1987年5月30日にはTEE “Rheingold“は運行を終了した。それはドイツにおけるTEEの終焉でもあった。

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現在も保存されている112 488

 Märklinの新製品26983は1986年夏ダイヤでSalzburg Hbf発の“Rheingold“分割編成TEE 16を再現したセットである。当時の“Rheingold“の編成についてはAkiraさんが詳しく紹介しているので、そちらをご参照頂きたい。
https://maerklin-kiste.blog.so-net.ne.jp/2018-06-22

 牽引機は112 488、1等コンパートメント客車Avmz 111.1が2両、クラブカーWGmh 854と1等オープン客車Apmz 122が1両ずつの構成である。112 488は1968年に登場し、最高160km/hに対応した高速機であったが、老朽化に伴い、1985年より最高1985年に140km/hに制限され、1988年に114形に、さらに1993年に110形となった。2011年に廃車となったが、その後往年のTEE塗装に戻され、現在も保存されている。一方、WGmh 854 “Club Rheingold“は“Rheingold“廃止後改造を受け夜行列車に用いられた。現在も動態保存された車両がDB Museum Koblenzのイベント列車などで用いられている。

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WGmh 854 "Club Rhiengold"

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現在の"Club Rhiengold"の車内

 112形はバージョンを変えながら、これまで何度も製品化されており、独特の形状がよく再現されている。もちろん、mfxデコーダー・フルサウンド仕様である。サウンドも進化してきており、今回は“Rheingold“の案内放送も収録されている。屋根機器も精密に再現されている。

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 客車は室内灯が付いている。Avmz 111.1とApmz 122は1/93サイズの従来品と同様である。すでに購入している80年代ICと並べるとちょうど良い。

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Avmz 111.1

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Avmz 111.1

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Apmz 122

 一方、WGmh 854はこれまで古いAde製品しかなかったが、ようやくメルクリンから発売
された。こちらもmfxデコーダーとサウンドが搭載されており、車内放送や名所案内、さらに民謡「ローレライ」まで収録されていて、非常に楽しい。"Club Rheingold"のロゴも美しく再現され、サボもSalzburg - Emmerich / Amsterdam CS行TEE 16となっている。

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 走行は極めてスムーズで、室内灯のちらつきも少ない。

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 103形の牽引するICと一緒にこのTEE „Rheingold“を走らせると、幼少時を過ごした西ドイツの80年代の光景が蘇ってくる。こうなると、“Rheingold“の本編成、TEE 15 Basel SBB行の発売も期待したいものである。

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DB Baureihe 440 Mainfrankenbahn (Piko 59896) [鉄道模型 Piko]

 Alstom Coradia Continentalは2008年以来、ドイツ各地で用いられている地域交通用の連接式電車である。Linke-Hofmann-Busch LHBの流れを汲み、LHBの本拠地であったSalzgitterで製造されている。モジュール方式が採用され、導入路線に合わせて編成両数や先頭車の車体長を調整できることが特徴である。最高160km/hの性能を有し、DBだけでなく民間運行会社にも導入されており、形式は440形となっている。2015年以降は衝撃吸収構造を有する1440形が増備されており、先頭形状に変更が加えられている。DüsseldorfではS-Bahn S8系統が1440形による運行となっており、個人的には440形よりもなじみがある。

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Würzburg Hbfを発車する440形

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Düsseldorf Hbfで離合する1440形

 Pikoは2012年に440形を製品化し、以降様々なバージョンを販売している。今回はその中でもMainfrankenbahn仕様の59896を入手した。Mainfrankenbahnはバイエルン州北西部Würzburgを中心とする地域輸送ネットワークを指し、Würzburg - Nürnberg, Würzburg - Schlüchtern / Lohr (Main), Würzburg - Schweinfurt/ Bamberg, Würzburg - Ansbach/ Treuchtlingenなどの路線がある。2010年以降、Mainfrankenbahnには440形の3両編成バージョンが26本、4両編成バージョンが5本導入され、主力車両として活躍している。


Nürnberg Hbfを発車する440形

 ドイツで知り合った友人、通称まっちゃんはDB Regioの運転手、このMainfrankenbahnで日々440形を運転している。まっちゃんの運転する列車なら、この440形のモデルも買おうかな、と話したら、彼はドイツからわざわざ運転手人形を送ってくれた。「運転手まっちゃん」人形が手元にあるとなると、模型も買わないわけにはいかず、早速注文した。ちなみに、彼によると440形は信頼性が高く、乗務員にも好評とのことである。

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 製品は440 322 – 441 322 – 440 822の3両編成バージョンを再現している。440 322と441 222の間で分割でき、連接台車の部分でつなげる方式となっている。車体はプラスチック製である。DB Regioの標準塗装であるVerkehrsrotはちょうど良い色合いで、“Mainfrankenbbahn“や“Bahnland Bayern“などのロゴ類もきれいに入り、複雑な屋上機器も精密に再現されている。行先表示は“RE Würzburg Hbf“となっているが、Brawaの425形のモデルと違って点灯しないのは残念である。クロスシートが並ぶ車内も再現されているが、モーターが大きく側面窓から見えるのは減点ポイントであろう。

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 今回はPikoのサウンドモジュールも購入した。床下のネジを外して車体を分解し、サウンドモジュールをデコーダーに接続して、スピーカーを床下に収納するだけの簡単な作業でサウンド化は終了、不器用な私でも30分ほどで終わった。走行は軽やかでスムーズ、低速も効く。ただ、連接台車か集電シューのせいか、ポイントで止まったり、サウンドが途切れる現象がみられた。サウンドはドア開閉音など好感が持てるが、走行音はお世辞にも良いとは言えない。
 室内灯は別売りで、車内にネジ止めして配線をハンダ付けすれば装着できる。しかし、ここで問題が発生、Pikoのホームページを参照し、先頭車用室内灯56147を2個、中間車用56146を1個発注したが、ホームページの記載が間違っており、先頭車用は56145が正しかったのだ。室内灯を付け、人形を載せるつもりだったが、正しい室内灯が届くまで作業はお預けである。それでも、運転手まっちゃんの人形だけは載せておいた。

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 近年のPikoはドイツの代表的な車両を比較的手頃な価格で次々と製品化しているが、このような新しい車両もラインアップに加えられているのは嬉しい。緑の中を赤い車両が駆け抜ける車両はそれはそれで美しく、今のドイツ鉄道を象徴する光景だと思うのである。

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